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Hitachi

高性能ストレージで、

業務の効率化と企業の
変革を推進
〜トルコテレコム〜

「AIとオートメーションを最大限に活用し、異常検知の簡素化、データ量の増大に対する効率的な管理、クラウドとの統合を容易にするモダンなインフラの構築に向け、日立ヴァンタラとのパートナーシップを継続していくことを楽しみにしています。」
Mehmet Fatih Bekin氏、 トルコテレコム、データセンターおよびクラウドサービスディレクター

背景

基幹システムが保存・処理するデータ量が、毎年20%ずつ増加

お客さまご紹介

トルコテレコムは、モバイル、インターネット、電話、テレビの製品・サービスを提供する複合通信サービス事業者であり、トルコ市場でのリーダー的存在です。トルコを情報社会へと変革するビジョンのもと、1,710万件以上の固定電話回線、1,460万件のブロードバンド、290万件のテレビ、2,460万件のモバイル契約者にサービスを提供しています。

課題

ビジネスに影響を与えない信頼性とパフォーマンスの確保と、
拡張にも柔軟に対応できる管理性を兼ね備えたストレージシステムの実現

お客さまが抱える課題

トルコテレコムさま(以下、お客さま)は、内部および外部の利用者に対してアジャイルなクラウドサービスの提供を可能にする、デジタルトランスフォーメーションに焦点を当てています。お客さまのデータセンターおよびクラウドサービスディレクターであるMehmet Fatih Bekin氏は、「私たちの主な目標は、当社のアプリケーションを利用するエンドユーザーの日常生活をより便利にするシステムを提供することです。つまり、最新の技術をエンドツーエンドのアーキテクチャに統合することです。」と説明しています。

お客さまのデジタルアーキテクチャの中核をなす重要なシステム群(コアとなる請求および課金アプリケーションやデータベース、SAPアプリケーション、仮想化およびクラウドサービスプラットフォームを含む)において、適切なインフラ構築は重要な鍵となります。

Mehmet氏は「私たちの基幹システムが保存および処理するデータ量は、毎年20%増加しています。」と述べています。「私たちは、ストレージシステムがパフォーマンスや信頼性に影響を与え、収益の回収に関わる潜在的な問題を生じさせる可能性がないことを確認する必要があります。また、ストレージ環境が拡張していく中で、管理しやすい状態を維持する必要があります。」

解決への
アプローチ

信頼性、可用性、保守性に優れた日立ヴァンタラのストレージで請求システムをリプレース

課題解決のために導入したソリューション

トルコテレコムのストレージインフラには、さまざまなベンダーのハードウェアが含まれていますが、重要なストレージ環境のほとんどを長年のパートナーである日立ヴァンタラにお任せいただいています。お客さまが従来の請求システムをより要求の厳しい新しいアプリケーションに置き換える決断した際、ストレージレイヤーを刷新する時期でもありました。そのため、Hitachi Virtual Storage Platform (VSP) 5200および5600を選ぶのは、ごく自然な流れでした。

導入された機器・サービス

VSP 5600 オールフラッシュアレイ x 1システム / VSP 5200 オールフラッシュアレイ x 3システム

VSP5600 / VSP5200

  • NVMeフラッシュドライブ搭載により、パフォーマンスが大幅に向上
  • データセンターのスペース、電力、冷却にかかるコストを削減
  • データ圧縮/重複排除機能による利用可能な容量の最大限活用

Ops Center Administrator / Ops Center Analyzer / Ops Center Protector
ストレージ管理ソフトウェア

Ops Center Administrator / Ops Center Analyzer / Ops Center Protector

  • ストレージ管理タスクを簡素化/高速化
  • 直感的に操作できる分析ツールの提供
  • 確実なデータ保護
  • 他社ツールとの統合を可能にするAPIライブラリを提供

新しいVSP 5000シリーズにより、お客さまはハイブリッドディスクからNon-Volatile Memory Express(NVMe)*1フラッシュドライブを搭載したストレージへ移行でき、パフォーマンスの向上と、データセンターのスペース、電力、冷却にかかるコストを削減することができました。お客さまのITチームは、インラインの重複排除機能と専用ハードウェアよるデータ圧縮機能に感銘を受けており、これらが今後のストレージ容量の拡張に対しても、より効率的に管理する手助けになると考えています。

またお客さまは、日立ヴァンタラのOps Center Administrator、Analyzer、Protectorを使用しています。これにより、ストレージ管理作業の簡素化/高速化、直感的に操作できる分析ツールの提供、並びにデータ保護を徹底します。このソフトウェアは、すべてのストレージアレイに対する共通の制御ポイントを提供し、他社ツールとの統合を可能にするAPIライブラリも提供しています。

ソリューション導入による効果

お客さまは将来のニーズに対応し、ビジネス全体のデジタルトランスフォーメーションを推進するために、コアとなる請求システムを刷新しました。

「最も重要な成果は、遅延に対する心配がなくなったことです。」とMehmet氏は述べています。「日立ヴァンタラのVSP 5000シリーズを使用することで、ディスクアクセスが4倍以上高速化し、アプリケーションの応答時間も5倍改善されました。請求の観点からみると、請求書の発行遅延や入金遅延が発生しないことを意味します。」

新しいアーキテクチャは、環境にもやさしくサステナビリティに優れています。総設置面積は筐体台数が23台から9台に減少し、データセンターのスペースを節約するとともに、電力と冷却にかかるコストを約60%削減しました。

「日立ヴァンタラのVSP 5000のエネルギー効率は、環境に優しいだけでなく、運用コストも削減されます。」とMehmet氏は述べています。「このアップグレードにより、総所有コストが30%削減されました。」

最後に、日立ヴァンタラのOps Centerにより、お客さまのITチームはストレージシステムをより簡単に管理できるようになりました。ストレージ管理者は、プロビジョニング、データ保護、ボトルネックの分析、レポート作成などの作業を、わずか数回のマウスクリックで完了できるようになりました。

「以前のツールでは40分かかっていた作業が、日立ヴァンタラのOps Centerでは5分で完了します。」とMehmet氏は述べています。「これにより、ストレージ管理の多くの作業を私たち自身で処理できるようになり、日立ヴァンタラのプロフェッショナルサービスチームは、統合などのより専門的なタスクに集中できます。」

日立ヴァンタラを選んだ理由

「請求システムの重要性から、ストレージアーキテクチャの信頼性、可用性、保守性が最優先事項でした。」とMehmet氏は述べています。「私たちの経験に基づくと、日立ヴァンタラはエンタープライズストレージにおける信頼性で、最も優れた企業として際立っていました。」

「日立ヴァンタラのプロフェッショナルサービスチームは、導入フェーズで優れたサポートを提供してくれただけでなく、データセキュリティとレプリケーションの運用・ポリシーの作成と自動化を支援してくれました。」とMehmet氏は述べています。「日立ヴァンタラは長年にわたり信頼できるパートナーであり、私たちのニーズを分析し、適切なソリューションを設計・構築する上で素晴らしい働きをしてくれます。」

Mehmet氏は次のように締めくくっています。「AIとオートメーションを最大限に活用し、異常検知の簡素化、データ量の増大に対する効率的な管理、クラウドとの統合を容易にするモダンなインフラの構築に向け、日立ヴァンタラとのパートナーシップを継続していくことを楽しみにしています。」

日立ストレージ採用による革新ポイント

  • 請求システムの重要性から、信頼性、可用性、保守性に優れた日立ヴァンタラのエンタープライズストレージを採用
  • NVMeフラッシュドライブ搭載により、パフォーマンスを大幅に向上
  • データセンターのスペース、電力、冷却にかかるコストを削減
  • インラインの重複排除と専用ハードウェアによるデータ圧縮機能により、ストレージ容量をより効率的に管理
  • ストレージ管理タスクの簡素化/高速化、直感的な操作による分析
  • 確実なデータ保護

日立ストレージ採用による革新ポイント

「AIとオートメーションを最大限に活用し、異常検知の簡素化、データ量の増大に対する効率的な管理、クラウドとの統合を容易にするモダンなインフラの構築に向け、日立ヴァンタラとのパートナーシップを継続していくことを楽しみにしています。」
Mehmet Fatih Bekin氏、 トルコテレコム、データセンターおよびクラウドサービスディレクター

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日立ストレージソリューションに関するお問い合わせ

HCAセンター
(Hitachi カスタマ・アンサ・センター)

0120-2580-12

受付時間:9:00-12:00、13:00-17:00
(土・日曜・祝日を除く)

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Non-Volatile Memory Expressの略称。 SSDをはじめ、不揮発性メモリを使用したフラッシュストレージのために最適化された通信プロトコル(異なるデバイスが通信する際の手順やルール)を指します。
製品の改良により、予告なく記載されている仕様が変更になることがある場合がございます。また本事例には、日本国内で取り扱いのない商材を含んでおります。予めご了承ください。
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