セキュリティ情報（2019年11月28日）

日立ディスクアレイシステムにおけるSVP脆弱性（2019年10月分）対策について

公開日: 2019年11月28日
（株）日立製作所 ITプロダクツ統括本部

セキュリティ情報ID
 hitachi-sec-2019-310

1.日立ディスクアレイシステムに対する脆弱性対策のお知らせ

Microsoft製品に対して、以下に示す脆弱性が公開されました。

[脆弱性の内容]

1. Microsoft ブラウザーのなりすましの脆弱性 (CVE-2019-0608)
2. MS XML のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2019-1060)
3. Windows NTLM の改ざんの脆弱性 (CVE-2019-1166)
4. Hyper-V の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2019-1230)
5. VBScript のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2019-1238, etc.)
6. Chakra スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性 (CVE-2019-1307, etc.)
7. Windows Imaging API のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2019-1311)
8. Windows エラー報告マネージャーの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1315, etc.)
9. Microsoft Windows セットアップの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1316)
10. Microsoft Windows のサービス拒否の脆弱性 (CVE-2019-1317)
11. Microsoft Windows のトランスポート層セキュリティのなりすましの脆弱性 (CVE-2019-1318)
12. Windows エラー報告の特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1319)
13. Microsoft Windows の特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1320, etc.)
14. Microsoft Windows CloudStore の特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1321)
15. Microsoft Windows Update クライアントの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1323, etc.)
16. Windows リダイレクト ドライブ バッファリング システムの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1325)
17. Windows リモート デスクトップ プロトコル (RDP) のサービス拒否の脆弱性 (CVE-2019-1326)
18. リモート デスクトップ クライアントのリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2019-1333)
19. Windows カーネルの情報漏えいの脆弱性 (CVE-2019-1334, etc.)
20. Windows Update クライアントの情報漏えいの脆弱性 (CVE-2019-1337)
21. Windows NTLM のセキュリティ機能のバイパスの脆弱性 (CVE-2019-1338)
22. Microsoft Windows の特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1340)
23. Windows 電力サービスの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1341)
24. Windows エラー報告マネージャーの特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1342)
25. Windows Denial of Service Vulnerability (CVE-2019-1343, etc.)
26. Windows コード整合性モジュールの情報漏えいの脆弱性 (CVE-2019-1344)
27. Edge HTML に基づく Microsoft Edge の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2019-1356)
28. Microsoft ブラウザーのなりすましの脆弱性 (CVE-2019-1357)
29. Jet データベース エンジンのリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2019-1358, etc.)
30. Microsoft Graphics コンポーネントの情報漏えいの脆弱性 (CVE-2019-1361)
31. Win32k の特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1362, etc.)
32. Windows GDI の情報漏えいの脆弱性 (CVE-2019-1363)
33. Microsoft IIS Server の特権の昇格の脆弱性 (CVE-2019-1365)
34. Windows セキュア ブートのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性 (CVE-2019-1368)
35. Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性 (CVE-2019-1371)

対象製品にはソフトウェアアップデートを予定しています。
対策の内容やスケジュールについては、サポートサービスにお問い合わせください。

SVPは直接ストレージ機能には係わりませんので、万一攻撃者から攻撃された場合であってもストレージとしてのデータの内容およびRead/Write機能に支障はありません。また日立ディスクアレイシステムに蓄積されているデータを読み取られることもありません。

2. 対象製品

下記の製品が影響を受けます。

※以下の製品は影響を受けません。

• Hitachi Virtual Storage Platform G130, G150, G350, G370, G700, G900
• Hitachi Virtual Storage Platform F350, F370, F700, F900
• Hitachi Virtual Storage Platform G100, G200, G400, G600, G800
• Hitachi Virtual Storage Platform F400, F600, F800
• Hitachi Universal Storage Platform V
• Hitachi Universal Storage Platform VM
• Hitachi Unified Storage 100
• Hitachi Adaptable Modular Storage
• Hitachi Workgroup Modular Storage
• Hitachi Simple Modular Storage

3.クライアントPC、もしくは管理サーバ^*1のご使用について

クライアントPCでのStorage Navigatorのご使用については、Storage Navigator機能に限ったご使用であれば特に問題ありません。
クライアントPCを他の用途でもご利用されている場合や、管理サーバをご利用されている場合は、ご利用内容によっては今回の脆弱性の影響を受ける可能性があります。
詳しくはメーカにお尋ねいただくか、以下のセキュリティサイトをご確認の上対応をお願い致します。

• https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance

*1

Hitachi Virtual Storage Platform G100, G200, G400, G600, G800、Hitachi Virtual Storage Platform F400, F600, F800、Hitachi Virtual Storage Platform G130, G150, G350, G370, G700, G900、およびHitachi Virtual Storage Platform F350, F370, F700, F900、を管理するためのサーバ(SVP)のことを管理サーバと表現しています。

4. 本セキュリティホールに関する情報

各脆弱性の詳細についてはMicrosoft社のセキュリティ更新プログラムガイドをご確認ください。

• https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance

5. 本件に関する問合せ窓口

• 問い合わせ先はこちら

6. 更新履歴

• 2019年11月28日: このセキュリティ情報ページを新規作成および発信しました。

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