1. 日立ディスクアレイシステムに対するセキュリティホール対策のお知らせ
Microsoft製品に対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。
[新規情報]
- Adobe Flash Playerの脆弱性の更新プログラム(ADV180006)
- Windowsカーネルの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0811,etc)
- Windows GDIの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0815)
- Windows GDIの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0816,etc)
- Windows Installerの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0868)
- Chakra スクリプトエンジンの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0872,etc)
- スクリプトエンジンの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0876)
- Windowsリモートアシスタンスの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0878)
- Microsoftビデオコントロールの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0881)
- Windows Shellの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0883)
- Windows Scripting Hostの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0884)
- Windows Hyper-Vの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0885)
- Credential Security Support Provider(CredSSP)の脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0886)
- Hyper-Vの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0888)
- スクリプトエンジンの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0889,etc)
- スクリプトエンジンの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0891)
- Windowsカーネルの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0894,etc)
- Cryptography Next Generation(CNG)の脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0902)
- Microsoftブラウザの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0927,etc)
- Internet Explorerの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0929)
- Internet Explorerの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0942)
- Win32kの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-0977)
- Internet Explorerの脆弱性の更新プログラム(CVE-2018-8118)
日立ディスクアレイシステムのSVPにおける、上記(1)〜(23)の脆弱性の影響は下記の通りです。
- 本件はAdobe Flash Playerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はWindowsカーネルの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
詳細:CVE-2018-0811,CVE-2018-0813,CVE-2018-0814
- 本件はWindows GDIの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はWindows GDIの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
詳細:CVE-2018-0816,CVE-2018-0817
- 本件はWindows Installerの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はChakra スクリプトエンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。SVPでは本件の対象となるMicrosoft Edgeを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
詳細:CVE-2018-0872,CVE-2018-0874,CVE-2018-0931,CVE-2018-0933,CVE-2018-0934
- 本件はスクリプトエンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。SVPでは本件の対象となるMicrosoft Edgeを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はWindowsリモートアシスタンスの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたコンテンツを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はMicrosoftビデオコントロールの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はWindows Shellの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたファイル開く必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はWindows Scripting Hostの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はWindows Hyper-Vの脆弱性により、サービス拒否が起こるというものです。SVPでは本件の対象となるWindows Hyper-Vを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はCredential Security Support Provider(CredSSP)の脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はHyper-Vの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。SVPでは本件の対象となるWindows Hyper-Vを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はスクリプトエンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるInternet Explorerを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
詳細:CVE-2018-0889,CVE-2018-0935
- 本件はスクリプトエンジンの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたコンテンツを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるMicrosoftブラウザを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はWindowsカーネルの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
詳細:CVE-2018-0894,CVE-2018-0895,CVE-2018-0896,CVE-2018-0897,CVE-2018-0898,
CVE-2018-0899,CVE-2018-0900,CVE-2018-0901,CVE-2018-0904
- 本件はCryptography Next Generation(CNG)の脆弱性により、セキュティ機能のバイアスが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はMicrosoftブラウザの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたコンテンツを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるMicrosoftブラウザを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
詳細:CVE-2018-0927,CVE-2018-0932
- 本件はInternet Explorerの脆弱性により、情報漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたコンテンツを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるInternet Explorerを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はInternet Explorerの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるInternet Explorerを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はWin32kの脆弱性により、特権の昇格が起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるOSを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
- 本件はInternet Explorerの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには特別に細工されたWebサイトを表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。または本件の対象となるInternet Explorerを使用していないため、本脆弱性の影響は受けません。
よって、今回公開された脆弱性については特に対策の必要はありません。
SVPは直接ストレージ機能には係わりませんので、万一攻撃者から攻撃された場合であってもストレージとしてのデータの内容およびRead/Write機能に支障はありません。また日立ディスクアレイシステムに蓄積されているデータを読み取られることもありません。