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Hitachi

日立ディスクアレイシステムにおけるSVP セキュリティホール
(MS15-009〜017)対策について

2015年2月18日
(株)日立製作所 ITプラットフォーム事業本部

1. 日立ディスクアレイシステムに対するセキュリティホール対策のお知らせ

Microsoft製品に対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。

[新規情報]

  1. MS15-009: Internet Explorer 用のセキュリティ更新プログラム(3034682)
  2. MS15-010: Windowsカーネルモードドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3036220)
  3. MS15-011: グループポリシーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3000483)
  4. MS15-012: Microsoft Officeの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3032328)
  5. MS15-013: Microsoft Officeの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3033857)
  6. MS15-014: グループポリシーの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3004361)
  7. MS15-015: Microsoft Windowsの脆弱性により、特権が昇格される(3031432)
  8. MS15-016: Microsoft Graphicsコンポーネントの脆弱性により、情報の漏えいが起こる(3029944)
  9. MS15-017: Virtual Machine Managerの脆弱性により、特権が昇格される(3035898)

日立ディスクアレイシステムのSVPにおける、上記1.〜9.の脆弱性の影響は下記の通りです。

  1. 本件は、Internet Explorer用のセキュリティ更新プログラムというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには、SVP使用者(保守員)が特別に細工されたWebページをInternet Explorerを使用して表示する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  2. 本件は、Windowsカーネルモードドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには、SVP使用者(保守員)が特別に細工したドキュメントを開く、またはWebサイトにアクセスする必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  3. 本件は、グループポリシーの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには、SVPがドメインに参加している必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  4. 本件は、Microsoft Officeの脆弱性により、リモートでコードが実行されるというものです。SVPはサブシステム管理専用装置であり、Microsoft Officeがインストールされることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  5. 本件は、Microsoft Officeの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こるというものです。SVPはサブシステム管理専用装置であり、Microsoft Officeがインストールされることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  6. 本件は、グループポリシーの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには、SVPがドメインに参加している必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  7. 本件は、Microsoft Windowsの脆弱性により、特権が昇格されるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには、SVP使用者(保守員)が特別に細工されたアプリケーションを実行する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  8. 本件は、Microsoft Graphicsコンポーネントの脆弱性により、情報の漏えいが起こるというものです。本脆弱性を攻撃者が悪用するためには、SVP使用者(保守員)が特別に細工されたWebサイトを閲覧する必要があります。SVPはサブシステム管理専用装置であり、このような操作が行われることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。
  9. 本件は、Virtual Machine Managerの脆弱性により、特権が昇格されるというものです。SVPはサブシステム管理専用装置であり、Virtual Machine Managerがインストールされることはありません。このため、SVPでは本脆弱性の影響は受けません。

よって、今回公開された脆弱性については特に対策の必要はありません。

2. 対象製品

Hitachi Virtual Storage Platform G1000
Hitachi Virtual Storage Platform VX7
Hitachi Unified Storage VM (HUS VM)
Hitachi Virtual Storage Platform、Hitachi Virtual Storage Platform VP9500、

注:
Hitachi Unified Storage 100、Hitachi Adaptable Modular Storage、Hitachi Workgroup Modular Storage、Hitachi Simple Modular Storage、は影響を受けません。

3. Storage Navigatorのご使用について

Storage Navigatorのご使用については、Storage Navigator機能に限ったご使用であれば特に問題ありません。
クライアントPCを他の用途でもご利用されている場合、ご利用内容によっては今回の脆弱性の影響を受ける可能性があります。
詳しくはメーカにお尋ねいただくか、以下のセキュリティサイトをご確認の上対応をお願い致します。

 本セキュリティホールに関する情報


本件に関する問い合せ窓口


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