2011年11月15日
(株)日立製作所RAIDシステム事業部
Microsoft製品に対して、以下に示すセキュリティホールが公開されました。
弊社の日立ディスクアレイシステムのSVPにおける、上記1〜4の脆弱性の影響は下記の通りです。
弊社ストレージ装置における、今回の脆弱性の影響を以下の表に示します。
ストレージ装置 | 影響する脆弱性 |
---|---|
Hitachi Virtual Storage Platform Hitachi Virtual Storage Platform VP9500 |
MS11-083 |
Hitachi Universal Storage Platform V Hitachi Universal Storage Platform H24000 Hitachi Universal Storage Platform VM Hitachi Universal Storage Platform H20000 |
なし |
Hitachi Universal Storage Platform Hitachi Universal Storage Platform H12000 Hitachi Network Storage Controller Hitachi Universal Storage Platform H10000 |
なし |
SVPは直接ストレージ機能には係わりませんので、万一攻撃者から攻撃された場合であってもストレージとしてのデータの内容およびRead/Write機能に支障はありません。また日立ディスクアレイシステムに蓄積されているデータを読み取られることもありません。
しかしながら万一SVPが攻撃された場合、装置の構成変更設定や保守作業に支障をきたす等の可能性があります。
そのため今般、対象となる製品に対しまして、予防処置をさせていただきます。
なお、Windows XP用のセキュリティパッチは、SP2に対するマイクロソフトのサポートが終了したことに伴い、2010年8月からSP3用のみ公開されます。SVPに対して以上のパッチを適用する場合、SVP OSをSP3にアップグレードしてください。
攻撃者が、上記の脆弱性を悪用する目的で、対象システムの閉じられたポートに特別な細工をしたUDPパケットの連続フローを送信した場合、リモートでコードが実行される可能性があります。
Hitachi Virtual Storage Platform、Hitachi Virtual Storage Platform VP9500、
Hitachi Universal Storage Platform V、Hitachi Universal Storage Platform H24000、
Hitachi Universal Storage Platform VM、Hitachi Universal Storage Platform H20000、
Hitachi Universal Storage Platform、Hitachi Universal Storage Platform H12000、
Hitachi Network Storage Controller、Hitachi Universal Storage Platform H10000
Storage Navigatorのご使用については、Storage Navigator機能に限ったご使用であれば特に問題ありません。
クライアントPCを他の用途でもご利用されている場合、ご利用内容によっては今回の脆弱性の影響を受ける可能性があります。
詳しくはメーカにお尋ねいただくか、以下のセキュリティサイトをご確認の上対応をお願い致します。
本セキュリティホールに関する情報