2023年3月30日
(株)日立製作所 ITプロダクツ統括本部
管理サーバ(SVP)で、Hitachi Device Manager - Storage Navigatorをシステムボリューム(Windows*のインストールされたドライブ)にインストールしている場合、USNジャーナルの肥大化により、該当ボリューム上では空き領域があるにもかかわらず“Disk Full” のエラーとなりファイルの書き込みができなくなります。その場合、Storage Navigatorが異常終了、または無応答などになり使用できなくなります。また、Storage Navigatorで使用しているファイルが破損する場合があり、Storage Navigatorのサービスが起動できなくなる可能性があります。
USN ジャーナルはWindowsのファイルシステム上の機能で、ファイルやフォルダに対する変更履歴を記録しているファイルです。システムボリューム(Windowsのインストールされたドライブ)ではUSN ジャーナルによる変更履歴の記録がデフォルトで有効となっております。USNジャーナルは、スパースファイルとなるため、32MB程度の実サイズを維持し続けます。しかし、USNジャーナルのファイルは追記で更新され続けるため、累計されたファイルサイズがWindowsで管理可能な1ファイルサイズの上限*に抵触した場合、更新処理(Windowsやお客さま操作)に対して“Disk Full”のエラーが返されます。これにより、該当ボリューム上では空き領域があるにもかかわらず、容量不足のエラーが発生します。
下記ストレージ装置を操作するために構築した管理サーバ(SVP)となります。
Hitachi Virtual Storage Platform G100, G200, G400, G600, G800
Hitachi Virtual Storage Platform F400, F600, F800
Hitachi Virtual Storage Platform G130, G150, G350, G370, G700, G900
Hitachi Virtual Storage Platform F350, F370, F700, F900
Hitachi Virtual Storage Platform E390, E590, E790, E990, E1090
Hitachi Virtual Storage Platform E390H, E590H, E790H, E1090H
以下の条件に合致する場合。
fsutilコマンドを使用しての確認と削除になりますが、コマンドの使用方法についてはMicrosoft社にご確認ください。
以下の1、2の何れかを実施していただくことで回避できます。