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ディスクアレイは、ストレージの1種
- ストレージは、USBメモリ、DVD、BDやハードディスクドライブ(HDD)などデータを記憶するものの総称です。
- ハードディスクドライブ(HDD)は、磁気ディスク(2.5インチ/3.5インチサイズ)を高速回転させ、
磁気ヘッドを持ったアームを移動させることで目的の場所(セクタ)にデータを書き込んだり、
読み取ったりという仕組みを採用しています。
- ディスクアレイシステムは、パソコンや家電製品で使用されるものとは異なる仕様のHDDを
複数使用しています。
- ディスクアレイシステムは、ストレージの一種に位置づけられます。
- ディスクアレイシステムは、サーバに接続して使われる、「データを格納して保護する倉庫」とイメージできます。
サーバの外部に接続された記憶装置
- ディスクアレイシステムは、サーバのデータ保管のため、その外部に接続され、多数のハードディスクドライブ(HDD)とそれを制御するコントローラで構成されます。
- ディスクアレイシステムは、HDDを数十個、数百個もまとめて搭載できる装置です。
- ディスクアレイシステムは、HDDが壊れても困らないように、HDDを交換して対処できるように設計されています。
- ディスクアレイシステムは、フラッシュドライブ(SSD:半導体ディスク)、SASディスク(高速ハードディスク)、ニアラインSASディスク(中速、大容量ハードディスク)をサポートしています。
- フラッシュドライブは、記憶媒体にフラッシュメモリを使用したドライブで、ハードディスクに比べて高い
レスポンス性能が得られます。高性能を要求されるミッションクリティカルシステムに最適です。
- フラッシュメモリをエンタープライズ・クラスに最適な、スケーラビリティ、高信頼性、
コストパフォーマンスを実現するため、独自のフラッシュドライブとしてHitachi Accelerated Flash DC2(HAF DC2)を開発しています。
- HAF DC2、SSD、HDDの構造の比較を下に示します。
高信頼性システムを構築可能
理由1
- 上位サーバのクラスタシステム*1と連携し高可用性*2を実現します
- ディスクアレイは、複数のサーバでデータを共有でき、上位側でクラスタシステムを組めば、1台のサーバダウン時にも他のサーバで業務を継続できます。内蔵ディスクに比べて信頼性の面で優位です。
理由2
- RAIDによるデータの冗長性
- RAIDは、ディスクアレイ技術に冗長性を持たせ、単体のドライブ故障でも業務を続行できるシステムで、可用性に優れた技術です。
また、RAIDには0から6までのレベルがあり、RAID6、RAID5、RAID1等が利用されています。
- *1
- クラスタシステム:複数のコンピュータを連結して1台では得られない性能、可用性を得るシステム
- *2
- 高可用性:システムが停止してサービス提供ができなくなる可能性が少ないこと
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