2020年12月9日
株式会社 日立製作所
ビジネス向けパブリッククラウドと同等コストで最短1週間での導入を実現するデータ基盤を
従量課金型サービスで販売開始
〜オンプレミスシステムのデータ利用を核とし、イノベーション加速を実現するデータ基盤刷新に貢献〜
株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、ビジネス向けパブリッククラウドストレージと同等の低コスト*1で利用可能なオンプレミス環境のデータ基盤を、最短1週間で導入する、「日立従量課金型データ基盤ソリューション」を、本日12月9日から販売開始します。また、本ソリューションの基盤として利用可能な「Hitachi Virtual Storage Platform(以下、VSP) ファミリー」のミッドレンジモデルであるコンパクトな新フラッシュストレージ「VSP E790」、「VSP E590」の販売も開始します。これらにより、お客さまは、低コストなデータ基盤を迅速に導入できるとともに、既存の業務システムとのデータ連携など柔軟なデータ利活用を実現し、デジタルイノベーションの加速が可能になります。
近年、さまざまな分野で、データから価値を創出するデジタルイノベーションの取り組みが活発化しており、既存システムが持つデータ利活用の重要性が高まっています。このような取り組みを実現するシステムのデータ基盤には、ドラスティックに変化するビジネス環境に追随するために、実際の利用状況に合わせた、適切なコストでの迅速・柔軟な導入や運用が求められています。
日立は、今回、低コストと導入の迅速性を追求した、新しい従量課金型のサービスを販売開始します。具体的には、サービス内容をカタログ化することで、お客さまのニーズに対応した柔軟なサービス提供を実現し、コスト低減に貢献します。加えて、新フラッシュストレージ「VSP E590」を基盤とし、低コストを実現する大容量向けのキャパシティモデルを選択することで、ビジネス向けパブリッククラウドストレージと同等のコストが実現可能です。さらに、キャパシティモデルのような用途ごとに最適化した構成済みモデルから選択することで、最短1週間でデータ基盤を導入できます。
また、従来から提供しているストレージボリューム提供サービス on Equinix IBX*2などのソリューションと組み合わせることで、セキュアでシームレスなハイブリッドクラウド環境も実現できます。
これらにより、お客さまはイノベーションを加速する新たなデータ基盤を、迅速かつ低コストで導入でき、ビジネス環境の変化に柔軟に対応できます。
なお、本ソリューションは、さまざまなニーズを持つグローバルのお客さまに対して、製品やサービスの提供方法拡充と柔軟性向上を実現するEverFlex from Hitachi*3に沿ったものです。
日立は今後も、予測できないビジネス環境の変化に追随できる高性能・高信頼なデータ利活用基盤を提供することでお客さまのデジタルイノベーションを加速し、企業競争力の強化に貢献します。
お客さまによる管理を前提とした最小限のサービス提供から、稼働レポート作成や予兆監視などを含めた日立によるフルマネージドまで、ニーズに合わせたサービス内容をカタログから細かく選択できます。これにより、従量課金による初期投資コスト低減に加え、利用状況に応じたコスト低減を支援します。合わせて、大容量向けのキャパシティモデルを選択することで、ビジネス向けパブリッククラウドと同程度のコストを実現します。
新フラッシュストレージ「VSP E790」、「VSP E590」は、ミッションクリティカルなシステムから情報系システムまでさまざまなITシステムを長年支えてきたVSPファミリーで培った技術を、日立独自の高密度実装*4により、2Uの筐体に集約しました。また、本製品が搭載する重複排除・圧縮技術は、新プロセッサー*5と日立独自の処理最適化技術*6の組み合わせにより、データ容量を削減しながらも、従来モデルと比較し2.2倍*7の優れたパフォーマンスを発揮します。これにより、急激な負荷の変動・集中時も安定した高性能と高効率データ保管を両立できます。
日立が長年の経験・実績をもとに設計したシステム構成を、構成済みモデルとして追加しました。複数のモデルから要件に応じたものを選択することで、最短1週間で、迅速にオンプレミス環境のデータ基盤を導入できます。
名称 | 概要 | 価格(税別) | 販売開始時期 |
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日立従量課金型データ基盤ソリューション | 日立ストレージをはじめとする日立ITインフラを従量課金で提供 | 個別見積 | 2020年 12月9日 |
以上