大量データを高速に分散処理する、基幹システムやIoTに適した
イベント駆動型のシステム開発基盤・アプリケーション実行基盤です。
このたびHitachi Application Framework/Event Driven Computing (HAF/EDC)が、株式会社インプレスが主催するImpress DX AwardsのIoTプラットフォーム部門グランプリを受賞しました。
Youtube 日立IoTプラットフォームのチャンネルにて公開している、HAF/EDC紹介動画をリニューアルしました。ぜひご覧ください。
「Hitachi Application Framework/Event Driven Computing (HAF/EDC)」は、大量データを分散環境で高速に処理する目的で誕生した、イベント駆動型のシステム開発基盤・アプリケーション実行基盤です。従来の各種基幹システムへの適用に加え、今後はIoTシステムへ適用範囲を拡大していきます。
本製品の適用システムは、イベント単位にデータを処理することで、複雑になりがちなアプリケーションを手早く開発できるとともに、分散処理による柔軟なスケーラビリティを提供します。スモールスタートで仮説検証し、データ量に合わせて拡張していくIoTシステムに適した開発・実行基盤です。
イベント駆動型とは、位置情報、センサー情報、決済情報といった多種多様なデータの到着(イベント)をきっかけに、データに対応した適切な業務ロジックを実行させる処理モデルです。データ種別の追加などに追従しやすいため、IoTのシステム設計・開発に適しています。
HAF/EDCは、日立で実績のある、イベント駆動型の分散処理技術をベースに構成されたフレームワークです。以下に示す3つの特長を生かして、IoTのシステム開発に求められる多様な価値を提供します。
IoTに必要な「格納/分析/参照」のプロセスをフレームワーク化し、データの格納や分析に必要な各種ソフトウェア群を連携させる実行基盤を提供します。 極力"作らない"コンセプトにより、ビジネス要件の変更を柔軟に取り込みつつ、短期間でのシステム構築を実現します。
大量データやAIを用いた高負荷な分析を、複数のサーバで効率的に分散処理します。受け取ったデータを、リソースが空いているサーバに自動負荷分散することで、処理時間を短縮可能です。 分析・検証結果がすぐに分かるため、データの価値化、新サービスの創出を加速します。
データの規模が拡大する際にも、サーバを増やすことで、サービスを止めることなく簡単にシステムの処理能力を向上できます。 自動で構成変更するアーキテクチャにより、スモールスタートで仮説検証に取り組み、そのままスムーズに商用システムへ移行できるため、初期投資と運用コストを抑えることが可能です。
HAF/EDCは、Java Virtual Machine(Java VM)上で動作するアプリケーション実行基盤です。分散処理システムで汎用的に必要となる機能を備えたフレームワークで、 基本機能として「分散処理」、「イベント処理」、「IoT共通フレームワーク」で構成されています。
タイトル | 容量(PDF形式) | 発行年月 |
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5.6Mバイト | 2018年7月 |