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移動制約者ご案内業務支援システム

車いす、白杖を利用するお客さまをサポートする駅係員の案内業務を、
ICT技術で支援し、駅係員の業務効率化と心理的負荷の低減を実現します。

移動制約者ご案内業務支援システム 概要

乗車受付から降車まで、駅係員の案内業務をトータルサポート

今後、移動制約者のお客さまが鉄道を利用される件数は増加すると予想されます。
その際の、受付から乗車/降車サポート実績管理といった、駅係員の案内業務をトータルで支援します。
確実に降車駅へ伝達するためのアラート機能、事業者を跨る情報伝達の連携機能などを備え、すべての駅で均一かつ高品質なシステムを提供することで、
ヒューマンエラー発生リスクの低減と駅係員の業務効率化に貢献します。

移動制約者ご案内業務支援システム概要図

移動制約者ご案内業務支援システム 特長

連絡業務がすべてスマートデバイス上で完結

紙や電話での運用を電子化し、駅係員間の一連の連絡業務をスマートデバイス上で完結できます。計画ダイヤ登録、案内登録時の通知、アラーム設定など、
現場での使い易さにこだわったアプリケーションを提供します。
駅係員の業務効率化と心理的負荷の低減効果が実証されています。また、無人駅対応や乗務員向けの機能なども備えています。

移動制約者ご案内業務支援システム 特長1


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画像ははめ込み画像です。

Webサイトでの事前受付でお客さま・駅係員双方の負担軽減

お客さま自らが事前にWebサイトで乗車介助を申込むことができ、当日の案内がよりスムーズになります。
駅係員による申込み分と合わせ、事前の申込みの一元管理により、必要人員の事前手配など当日の計画的な人員配置が可能となります。

移動制約者ご案内業務支援システム 特長2


ICタグ連携で乗車位置、待機位置の誤りを防止

ホームドアなどに貼り付けられたICタグを端末アプリケーションで読み込み、乗車駅側では乗車位置(車両位置、ドア位置)の自動入力と、降車駅側では待機位置の確認が可能となり、手入力によるミスや待機位置の誤りといったヒューマンエラーの防止を実現します。

移動制約者ご案内業務支援システム 特長3


他事業者間の相互直通運転、乗り換えにも対応

1.相互直通運転連携

乗車駅・降車駅が相互直通運転先路線の駅であったとしても、自社路線内と同等の感覚で情報伝達が確実かつスムーズに行えます。
また、相互直通運転先路線の事業者が2社、3社、4社…と連続している場合も、連携することが可能です。

2.乗り換え連携

都市圏で多く見られる乗り換え専用改札をお客さまが利用する場合、駅係員が自社路線内での乗り換え時の案内業務と同等の感覚で次の事業者の乗り換え駅へ情報を連携することができます。
お客さまが初めの乗車駅で伝えた情報が事業者を跨いでも連携されるため、お客さまの利便性が向上します。

移動制約者ご案内業務支援システム 特長4



移動制約者ご案内業務支援システム 提供形態

移動制約者ご案内業務支援システムは、スマートデバイスのアプリケーションを通じて利用いただきます。
サーバー側の機能は、SaaS(ASP)またはオンプレミスの形態でご提供します。

カタログ

タイトル 容量(PDF形式) 発行年月
1,139kバイト 2025年7月

【導入事例】
西武鉄道株式会社 
「車いすご利用のお客さまご案内業務支援システム」

今まで電話と紙で行われていた連絡業務をスマートデバイスに置き換えることで、駅係員の業務効率向上・ヒューマンエラー予防に貢献しました。
バリアフリー化の進展にともない、車いすや白杖を利用するお客さまの鉄道利用数は急増しており、今後開催される国際的なイベントなどにより、さらなる増加が予想されます。
鉄道事業者の案内業務のサービス品質維持・向上に、日立もICT技術で貢献していきます。


   
   * 画像ははめ込み画像です。

移動制約者ご案内業務支援システムは、9事業者さまに導入いただいております。

移動制約者ご案内業務支援システム 導入事業者

移動制約者ご案内業務支援システム 将来構想

日本の交通網は複数事業者が高度に連携して輸送サービスが提供されているため、事業者単独の取り組みでの業務効率化は難しくなっています。
SaaS提供事業者として日立が持つネットワークを活かし、相互直通運転連携・乗り換え連携機能を軸に、鉄道事業者に限らない「事業者連携によるサービス向上」を積極的に後押しすることで、利用者・事業者の双方にメリットのあるサービスを構築していきます。

移動制約者ご案内業務支援システム将来構想


事業者連携の例 Universal MaaS の一括サポート手配との連携

事業者連携の取り組みの一環として、ANAが推進するUniversal MaaSとの連携の実証実験を行っています。

Universal MaaSへのリンク

ANAと日立共同で鉄道事業者も含めた実証実験を進めております。(2025年2月18日)

お知らせ

ニュースリリース

・2025年5月12日

・2024年8月8日

・2024年6月12日

・2024年3月14日

・2024年2月27日

・2022年8月8日

本ソリューションが紹介されました

・2024年7月22日 日経クロステックSpecialに導入事例記事が掲載されました。

・2022年11月21日 日経クロステック Specialに導入事例記事が掲載されました。

・広報誌「はいたっく」2018年6月号 Case Study掲載

本ソリューションが以下の賞を受賞しました

    ・2020年度日本鉄道サイバネティクス協議会技術賞(優秀賞)を受賞
     「移動制約者ご案内業務支援システムの導入効果追跡およびSaaS化によるTCO改善」

・2017年度グッドデザイン賞を受賞(西武鉄道株式会社と共同受賞)