日立には多くの事業部があり、社会システム事業部はその一つです。
「社会システム事業部はどんなところなのだろう?」「経験者採用で日立に入社すると実際どうなんだろう?」と気になる方もいらっしゃるかと思います。
今回は、社会システム事業部に経験者採用で入社された2名と、社会システム事業部の事業主管1名の計3名で、現在の仕事や職場環境、日立のさまざまな制度などについてざっくばらんに語っていただきました。
T.H.
システムエンジニア(SE)職で2021年入社。
前職と同じエネルギー分野において
業務機能の開発チームリーダーとしてプロジェクトを推進中。
T.N.
SE職で2020年入社。
前職では未経験の通信分野プロジェクトに
PMOリーダーとして参画中。
S.F.
社会システム事業部 事業主管。
交通分野のSE職を経て、現在は交通・通信分野を管掌。
事業部としての採用や人財育成なども担当。
皆さんが日立に転職したきっかけや経緯を教えてください。
前職は開発の一括請負をしている会社にいて10年ほどリーダー業務をしていました。日立の人と一緒に仕事をする機会があったのですが、トラブルが起こった時にあきらめることなく解決に向けて一丸となって結果を出していく姿を見て率直にすごいなと思いました。その姿が自分自身の仕事に対するマインドと重なっていたことから、日立でスキルアップしたいと思い転職を決めました。
前職では社内システム更改や小売業界向けにパッケージ適用をしていました。比較的小規模なシステムを担当する中で、次第に大規模システムの構築を通じてスキルアップしたいという思いが生まれ、転職活動を始めました。当初は社会システム事業部のことは知らなかったのですが、日立の採用担当の方から紹介があり、通信やエネルギー・交通などの私たちの生活を支える大規模システムを数多く手掛けていることから転職を決めました。
日立に入社してどんな印象を受けましたか?
私は入社前に想定したよりも裁量があると感じています。 上司は私のやり方を推してくれるので、困った時には上司に相談しながら主体的に業務に取り組めています。
それに加えて、日立の人はトラブルが起こった時に対策をすぐに提案して動くところが改めてすごいと思いました。
お客さまからも日立の寄り添う姿勢を「何かあったら日立」と評価していただけています。
まずその場で考えうるベストな提案をスピーディーに行い、残りを粘り強く折衝していくスタイルを見て、自分もこうなりたいと思いました。
私も日立はトップダウンで業務を進めるイメージを持っていました。実際の職場は、若手を含め各メンバーが積極的に課題を提起し、解決に向けたアイデアを提案・推進しているスタイルで、上司もそれを受け入れてくれます。若手に裁量があるのは意外でした。裁量がある分、大変さもありますが、若手の自分でもお客さまへ主体的に提案ができ貴重な経験を積むことができています。
最終的なエンドユーザーへの影響も考えながら、お客さまにいかに言うべきところを言うかが私たちの腕の見せ所。もちろん、お客さまと信頼関係ができていることが前提です。日立が際立つところは、たとえ障害を起こしてしまっても、再度お客さまの信頼を勝ち取るという意地を持っていることだと思っています。
前職では人によって得意分野が分かれていました。日立にはシステム全体を理解することができる方が多いです。また、今のプロジェクトではプロフェッショナルな方が多く、(プロジェクトに関係する内容以外でも)グローバルスタンダードな内容で社内外誰とでも会話できる方が多い印象です。
確かに社会システム事業部にはプロフェッショナル人財が多いですね。お客さまと近い立場で考える文化があり、それを通じてプロフェッショナルになっていきます。
日立でどんなスキルを得られていますか?
私は前職からお客さま自身が明確にできていないところを、コミュニケーションを通じて明確にしていくのが得意で、システム的にこうしてはどうでしょう、画面はこういう風に、業務的な運用はこうしましょうと、さまざまな提案をしてきました。日立でもお客さまのやりたいことを技術的な観点で具体化してシステムを作っています。
日立には品質を大事に考える文化があり、品質への見解やどういう風にテストをやった方がよいかというノウハウがあります。日立に入って、改めて品質を考えるきっかけになりました。
私も日立は品質への対応が丁寧だと思います。品質保証部門がプロジェクトに入り込んできめ細かくレビューをするのは、日立が品質を重要視している証でとても良いことだと思っています。
システムによって求められる品質はさまざまであり、日立ではそれぞれの品質レベルを定めています。具体的には求められる品質に応じたランク分けをして、それに見合った対応としていますが、実際は最低ランクでもなかなか大変だと思います。
チェック観点への対応は大変ですが、これまでの日立で培ったノウハウが詰まっていて自分にない観点を学ぶ機会になっています。
これからの皆さんの目標を教えてください。
自分自身のスキルアップを進めながら、チームメンバーが育ち、できることが増えるのが嬉しいので、人財育成に関わりたいです。まずは小さな組織で皆が均等にベースを上げる環境作りです。それにはいろいろなタイプの人とさまざまな教育方法がないと育ちません。そこをクリアするのは難しいことではありますが、自分自身の目標としていきたいです。
社会システム事業部には人財育成についていろいろと考えている人がいて、例えば本部内で塾を開いている人もいます。ぜひそういう人たちと会話してみてほしいです。
私はプロジェクトを管理できるようになりたいと思っています。日立でいくつかプロジェクトを経験する中で、プロジェクトでの役割が変わると自分自身のできることが増えていくと実感しています。見積やお客さまへの説明資料作りをはじめ、プロジェクトの収益管理など、ゆくゆくはプロジェクト全体を管理できるようになりたいです。
若手の皆さんには、いろいろな役割を経験してスキルを広げてほしいです。あわせて、ぜひ一つ上の立場の視点で日々の業務に取り組み、視座を高めてほしいと願っています。
お客さまと直にコミュニケーションを取る立場となり、これまで見えていなかった作業が多くあることが分かりました。一方で、パズルを積み上げていく感覚で前向きに仕事に取り組めています。ものづくりが好きな人は楽しめる環境だと思います。
また、研修制度が充実していて、自ら学びたい人にとってよい環境だと思います。私自身はキャリアプランをふまえ上司と相談しながら計画的に受講しています。
社会システム事業部では各人が必要な研修を受けられるということを大事にしています。業務に直結する研修や将来のキャリアプランに活かすための研修など、さまざまなニーズに応じた研修を通じてスキルアップしてもらいたいと思っています。
社会システム事業部に限らず日立では社員の働きやすさをサポートしています。例えばコロナ対策として、業務特性上、どうしても出社する必要のある社員に対しては、感染防止対策の費用を手当で支給していました。
確かに、日立の福利厚生は思った以上に充実していて、さまざまな手当があり驚きました。忙しさは思っていた通りでしたが、計画的に休みをきっちりとれる環境なのでON/OFFは切り替えられています。
システム全体が分かっている人、グローバル経験のある人が多く、スキルアップしたい人にはよい環境だと思います。
社会システム事業部には、システム全体を理解することができるプロフェッショナルな人財が多く集まっています。若手の方にも裁量のある業務スタイルや、お客さまと近い立場で考え・議論する文化を通じて、社会を支えるさまざまなシステムのプロフェッショナルに育っていきます。そのための環境や制度も整っています。
社会を支えるシステムに携わりたい人、プロフェッショナルをめざす人は、ぜひ私たちと共に働きましょう。
(社員の所属は取材当時のものです)