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Hitachi

サーバ・クライアント製品セキュリティ情報

セキュリティ情報ID hitachi-sec-2022-203

1. 脆弱性の内容

Emulex HBA Managerにおいてリモートでのバッファオーバーフロー、情報漏えい、情報改ざんなどの複数の脆弱性が見つかりました。
対象製品、および詳細は、次項に記載の対象製品、およびCVEを参照してください。

2. 対象製品

製品名 モデル 対象製品 CVE 影響を受ける
バージョン
対策版バージョン
日立アドバンストサーバ
HA8000Vシリーズ
DL20 Gen10,
DL360 Gen10,
DL380 Gen10,
DL580 Gen10,
ML350 Gen10,
DL360 Gen10 Plus,
DL380 Gen10 Plus
Emulex HBA Manager CVE-2021-42772
CVE-2021-42773
CVE-2021-42774
CVE-2021-42775
*1
Emulex HBA
Manager
バージョン:
12.8.351.0
*2
Emulex HBA
Manager
バージョン:
12.8.613.0 以降
*1
上記のリンクのいずれかをクリックすると、Hitachi, Ltd.以外のWebサイトが表示されます。Hitachiは、Hitachi外部のWebサイトの情報を管理しておらず、また、それらに関する責任も負いません。
*2
これらの脆弱性は、Emulex HBA Managerをリモート管理可能なモード(「Strictly Local Management」以外のモード)に設定している場合のみ対象になります。
Windows環境でお使いの場合は、インストール時に「Full Management」モードが自動的に設定されるため必ず対象になります。
RHEL環境でお使いの場合は、インストール時に「Strictly Local Management」以外のモードを選択した場合に対象になります。インストール時に「Strictly Local Management」モードを選択した場合は対象になりません。

3. 回避策

「Strictly Local Management」以外のモードに設定している場合、下記の手順で「Strictly Local Management」モードに変更してください。

  • GUIから変更する場合 (Windows環境とRHEL環境で対応。):
    HBA Managerアプリケーションを起動し、「File」タブ > 「Management Mode」 を選択後、「Strictly Local Management」にチェックをいれて、「OK」を押してください。
    その後、設定を反映するためにアプリケーションを一度閉じてから再起動してください。
  • CLIから変更する場合 (RHEL環境のみ対応。Windows環境の場合はGUIから変更してください。):
    以下のコマンドを実行し、「1. Strictly Local Management」を選択してください。
    # /usr/sbin/ocmanager/set_operating_mode

4. 対策方法

対象のユーティリティを対策版バージョンにアップデートしてください。
対策版バージョンのユーティリティは次の日立Webページよりダウンロードしてください。
対策版バージョンのユーティリティをダウンロードの上、ダウンロードページを参照し対策版バージョンのユーティリティを適用してください。

*
Windows Server 2012 R2向けの対策版ユーティリティはありません。回避策を行ってください。

5. お問い合わせ先

製品サポート窓口にお問い合わせください。

6. 更新来歴

2022年3月4日 : 対象製品に対策版バージョンを追加し、対策方法を追加しました。
2022年2月2日 :このセキュリティ情報ページを新規作成および発信しました。

  • * 本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。