セキュリティ情報ID hitachi-sec-2021-217
 
1. 脆弱性の内容
悪意のある中間者攻撃により、iStorageManagerクライアントの通信内容が盗聴・改ざんされる恐れがあります。
 
2. 影響ついて
- 盗聴・改ざんされるリスクのあるデータは、ディスクアレイ装置の構成や状態などの管理情報のみであり、ディスクアレイ装置内のボリューム(論理ディスク)内のお客さまデータの漏洩は発生しません。ディスクアレイ装置の稼働や業務I/Oへの影響もありません。
 
- iStorageManagerクライアントとiStorageManagerサーバ間の通信内容は独自プロトコルを使用しており、万一、第三者により通信内容を盗聴された場合も、解読やディスクアレイで実行可能な命令への改ざんは困難です。
 
- 通信が改ざんされた場合、iStorageManagerクライアント画面でのエラー表示や、iStorageManagerサーバプロセスの再起動が発生する場合があります。
 
 
3. 対象製品
| 製品名 | 
CVE | 
影響を受けるソフトウェア | 
対策版ソフトウェア | 
| エントリーストレージBR1250
 | 
CVE-2020-5684	
 | 
WebSAM iStorageManager Suite Rev 12.2未満 | 
WebSAM iStorageManager Suite Rev 12.2以降
 | 
 
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4. 対策方法
対象のソフトウェアを対策版ソフトウェア以降のバージョンにアップデートしてください。対策版ソフトウェアは次の日立Webページよりダウンロードしてください。
 
5. お問い合わせ先
製品サポート窓口にお問い合わせください。
 
6. 更新来歴
2021年7月15日 : このセキュリティ情報ページを新規作成および発信しました。
- * 本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。