Hitachi

BS500「長期保守対応モデル」の設置環境と運用条件に関する注意事項

  • 本対象機器の導入前に以下の運用条件をご確認ください。

□ 機器構成条件

機器構成には以下の条件がありますので合致しているかご確認をお願いします。

<BS500サーバシャーシ/サーバプレード>

ハードウェア
  • 長期保守対応モデル専用サーパシャーシおよび長期保守対応モデル専用サーパプレードであること。
  • スイッチモジュールは、二重化構成が必須。
  • シャーシ搭載電源モジュールは、冗長構成が必須。
  • I/Oは、二重化情成が推奨。
  • ハードディスクは、RAID構成が必須。(ただし、RAIDO以外)

 

□ 動作時環境条件

データセンター、計算機センターなどの機器専用ルームに設置されることを想定しています。
設置環境(温度・湿度)が、以下の条件に合致していることをご確認をお願いします。

  • 温度:5〜28℃[非動作時:0〜40℃](通常の温度上限は35℃もしくは40℃ですが28℃での動作環境としてください。)
  • 湿度:20〜80%[非動作時:10〜90%](結露のないこと。)
  • 塵埃:ClassA:0.1mg/m3以下(塵埃濃度の目安は、たとえば禁煙のきれいな事務所で0.07mg/m3、喫煙許可のところでは0.2mg/m3程度です。)

 

□ 設置場所制限

次のような場所には設置しないでください。

  • 直射日光の当たる場所
  • 温湿度変化の激しい場所
  • 強磁界を発生する機器の近く
  • 振動の多い場所
  • ごみ、ほこりの多い場所
  • 傾いて水平にならない場所
  • 電気的ノイズを発生する機器の近く(モーターの近くなど)
  • 腐食性ガス(亜硫酸ガス、硫化水素、塩素ガス、アンモニアなど)や塩分を多量に含む空気が発生する場所
  • 周囲が密閉された棚や箱の中などの、通気が妨げられる場所

 

□ 運用条件

  • 電源 OFF/ONは、平均して 1回/1日以下。

□ 騒音に関して

サーバ内の温度制御のため、「長期保守対応モデル」では「標準モデル」に比べてファンが高速に回転する場合があります。このため、動作音が大きくなる可能性があります。

 

□ 機器の設置(設置場所変更を含む)に関して

保守会社による機器の設置作業を推奨します。また、機器の設置場所を変更する際には再度、前提条件(条件・制限等)が遵守されていることをご確認いただくとともに、担当保守会社に住所変更の連絡をお願いします。

 

 

  • * 「長期保守対応モデル」のサーバシャーシにサーバブレードを増設する場合、保守サービス期間はサーバシャーシの期間に準じます。ハードウェア保守サービス期間内であっても、ファームウェア、ドライバ、ユーティリティ等の改良版を提供できない場合があります。
  • * 「長期保守対応モデル」は、上記の全項目を遵守できることが提供条件となります。
  • * 「長期保守対応モデル」を構成する部品の中には、使用中に劣化、消耗する部品が含まれます。システムの安定稼働のために、これら有寿命部品については予防交換(有償) をお勧めします。(寿命の目安として、1日24時間、1ヶ月30日の通電稼働で、ハードディスク/電源ユニット:約5年)
  • ページの先頭へ