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Hitachi

モジュール型データセンタ

床上空調方式による、1レベル上の空調効率

ラック型空調機は高い冷却能力を誇り、19型ITラックと同じサイズです。
背面から暖気を吸気し、前面から冷気を排出する構造です。
このラック型空調機と、ITラックを組み合わせることにより、ファンによりラック背面に排出される、サーバから発生した熱は、隣に置かれたラック型空調機により吸気され、前面へ冷気として排出されます。
この局所冷却方式は一般的な壁設置型空調機における床下空調方式と比べ、熱だまりが起こりにくく、空調余裕率を抑えることが可能となります。

空調効率フロー

床吹型空調機における空調余裕率の例

◆サーバールーム内の床下は、ケーブルなどの冷房の障害物があり、空調余裕率を大きくする必要があります
◆部屋全体を冷やすのでFAN電力が大きくなる
◆暖気がコールドアイルに回り込み、熱だまりになりやすい

床吹型空調機における空調余裕率の例

  • * 空調余裕率 :IT機器の総発熱量やスペースなどに対して、空調機の冷却能力の差をどの位取るかの度合い。

ラック型空調機における空調余裕率の例

◆床上空調のため、床下の障害物に邪魔されることなく冷却でき、空調余裕率小
◆空調機周辺のIT機器のみ冷やせばよいのでFAN電力小
◆暖気がコールドアイルに回り込まず、熱だまりが起こらない

ラック型空調機における空調余裕率の例

空調機自身の効率向上

高効率なラック型空調機により、空調電力を大幅に削減

■ 空調機自身の効率向上(年間平均電力での比較)

空調機自身の効率向上グラフ

*
JEITA(電子情報技術産業協会)発表資料(June 2010)より引用
  • * 製品の改良により予告なく記載されている仕様が変更になることがあります。