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7月20日から3日間、東京ビッグサイトにて開催されたプラントメンテナンスショー2022。日立Grブースでは「デジタルで現場はさらに進化する」をテーマに、IoTやAIなどの先端技術を活用したプラント運用に向けて、現場力をさらに高めるソリューションをご紹介しました。
今回その中から、「制御システムセキュリティ」をご紹介します。

こちらのブースではどのようなソリューションを紹介しているのでしょうか?
お客様の製造現場のデジタル化に欠かせない、制御システム向けセキュリティソリューションをご紹介しています。

ブースの様子


最近、セキュリティの重要性について耳にすることが多いのですが、製造現場でもセキュリティの重要度は増しているのでしょうか?
はい。製造現場でもデジタル化が進み、クラウド活用や製造ラインのIoT機器導入、自動化が進んでいます。また、COVID-19の影響で急速にリモート勤務も拡大し、外部から工場のデータや現場のシステムへアクセスするニーズも増えてきました。このようなデジタル化を進めていくと、製造現場で、これまで以上にさまざまなデータがやり取りされるようになります。そのため、外部と製造現場との間に壁を作って防御する境界型セキュリティ対策だけでは対応できなくなっており、より高度な対策が求められています。
製造現場をデジタル化・高度化する際はセキュリティ対策の見直しも不可欠なのですね。
セキュリティ対策、と聞くと難易度が高そうなのですが、どういったサポートをしていただけるのでしょうか?
日立では、現状把握から計画の実行まで、お客様のセキュリティ対策をトータルサポートさせていただきます。
具体的には、まずはお客様環境のセキュリティリスクを調査し、事業への影響や投資優先度を考慮したセキュリティ対策の導入計画策定を支援します。その計画に基づいて、実際にお客様が対策を実装・運用される段階までサポートいたします。

なるほど、一貫して支援いただけるのは心強いですね。今回展示されている機器は、その中でどのように使われるのでしょうか?
今回の展示会では、対策製品のNX NetMonitor、NX UsbMonitor、NX Oneway-Bridgeの3点を実際に展示しています。

NX NetMonitorは、ネットワーク内の機器を監視し、稼働状況の可視化や、不正機器の排除を行います。オプションで、不審な通信ポート・通信パターンの検出機能をつけることも可能です。

NX UsbMonitorは、未登録のUSBメモリーの使用を制限し、ウイルスの侵入や情報漏洩を防止するための機器です。USBポートに接続するだけなので後付けで利用できますし、OSの制約もないため、容易に導入いただけます。

NX Oneway-Bridgeは、片方向の通信を日立独自の技術で物理的に遮断することで、不正アクセスを防止します。装置本体はソフトウェアレスでお客様に設定いただく項目もないため、設定漏れなどの心配もなく安心してご利用いただけます。

お客さまの環境に合わせて機器を使い分けながら、セキュリティ対策をサポートいただけるのですね。
日立ならではの強みや特長はどういったところにあるのでしょうか?
日立は長年、電力・鉄道・ガス・水道など、重要な社会インフラの制御システムを構築・運用してきました。その社会インフラのセキュリティ対策や自社工場のDXを通して培ったノウハウをもとに、制御システムのセキュリティ確保と事業継続の視点を兼ね備えた、コンサル〜対策導入・運用までインクルーシブなソリューションを提供しています。
自社のノウハウを生かし、お客様それぞれに最適なセキュリティソリューションを提供されているんですね。
本日は「制御システムセキュリティ」のご紹介、ありがとうございました。



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