徹底解説!一歩先のストレージ管理
TrueCopyとUniversal Replicatorでは、正サイトのストレージシステムに障害が発生すると、正サイトのホストサーバからは業務を継続できませんでした
しかしGADを使えばこの問題を解決できます
2台のストレージシステムで同一のデータを保持し、障害が発生しても業務を無停止で継続できる技術
正サイトのストレージシステムに障害が発生しても、正サイトで業務を継続できるというのは夢のような話ですが、どのように実現しているのでしょうか
GADは日立のミッドレンジファミリーの高い信頼性を象徴する機能ですので、ご期待ください
リモートコピーの機能はこのように整理できそうですね
TrueCopy | Universal Replicator | global-active device | |
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データ転送距離の目安 | 100km以内 |
100km以上 |
100km以内 |
ホストI/O性能 | 同期を待つ時間がかかる |
非同期のため待ち時間がかからない |
同期を待つ時間がかかる |
RPO(*1) | 副サイトに正サイトと同じデータが存在 |
正サイトの差分データを損失する可能性あり |
副サイトに正サイトと同じデータが存在 |
RTO(*2) | 正サイトが復旧するまで、副サイトで業務を再開要 |
正サイトが復旧するまで、副サイトで業務を再開要 |
副サイトのデータで業務を継続可能 |
投資コスト | 2台のストレージシステムが必要 |
2台のストレージシステムが必要 |
Quorumディスク用を含め3台必要 |
業務に与える損失と投資コストを考慮した運用が必要になります
それでは最後に、コピー管理を支援するツール「Replication Manager」について、次のページでご説明しましょう