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Hitachi

HTSMで簡単操作編

長江さん HTSMを使用したデータ移行作業の説明を開始

今回のデータ移行作業は、仕組みは少し複雑に見えるかもしれませんが、HTSMを使えば簡単に操作できるのです

国府津
移行元のボリュームをVSP Gx00モデルにマッピングする部分と、業務再開後にデータをコピーする部分で、HTSMを使うのですよね。
長江
そのとおりです。ではそれぞれについてご説明しましょう。
長江
まずは、移行元ボリュームのマッピングの操作です。仕組みの解説では、下の図でご説明しました。
国府津
実際にはどのように操作するのでしょうか。

移行元ボリュームのマッピングの操作のイメージ

長江
次の画面図が、マッピング操作で利用する「ボリューム仮想化」画面です。

画面:マッピング操作で利用する「ボリューム仮想化」画面

長江
Step1では、移行元のストレージシステムである「外部システム」(①)と、移行先のストレージシステムである「内部システム」(②)を選択します。
Step2で、それらの間をつなぐ「外部パス」(③)を選択します。
Step3で、「外部システム」内のどのボリュームをマッピングするかを選択し、実行します(④)。
画面図の①〜④の操作が、システムのどこに対応しているのかについては、次の図のとおりになります。

画面図の①〜④の操作が、システムのどこに対応しているのかを示す図

国府津
本当にこの1画面だけでマッピングができるのですね。しかもわずか3ステップとは。
これなら私でも簡単にできそうです。
長江
次はデータのコピー操作です。仕組みの解説編では、下の図でご説明しました。
国府津
バックグラウンドでコピーした後、ボリュームの管理番号を入れ替えるのでしたよね。
長江
そのとおりです。これは、データマイグレーションのウィザードで実施できます。

バックグラウンドでコピーした後、ボリュームの管理番号を入れ替えるイメージ

長江
次の画面図がデータマイグレーションのウィザードです。

画面:データマイグレーションのウィザード

長江
「1.移動元ボリューム選択」のStep1で、データの移行元のボリュームを、条件指定で絞り込みます。絞り込まれたボリュームの一覧がStep2に表示されますので、確認後「次へ」ボタンをクリックします。
国府津
ウィザード形式なら、表示される手順に沿って進めればいいから、安心して操作できますね。
長江
次の「2.移動先リソース選択」では、移行先のボリュームを選択します。実は、ここに作業の手間を省くコツがあります。
国府津
それはぜひとも知りたいです。
長江
移動先のボリュームには、プールを選択するのがオススメです。

ここをCheck! 移行先にプールを指定

長江
プールを選択すると、HTSMが移行先に必要な容量を自動的に計算して切り出してくれるのです。

移行先ボリュームの容量や個数を手作業で設定する工数が削減できます

国府津
ここまでやってくれるのですね。これはデータの移行作業がかなり楽になります。
長江
しかも、移行対象が多くなるほど、工数削減の効果は大きくなるのです。
国府津
それは非常に嬉しい話です。
長江
あとは、次の画面で移行元と移行先のボリュームの内容を確認して、データ移行を実行すれば良いのです。

画面で移行元と移行先のボリュームの内容を確認して、データ移行を実行します

国府津
HTSMを使えばコピーの操作も簡単にできるのですね。

国府津さん データ移行の悩み解消

今回のpoint

①業務サーバの停止時間を大幅に短縮

  • 移行元のボリュームを移行先のストレージシステムにマッピング
  • 業務のバックグラウンドでコピーを実施
  • コピー完了後のパス切り替え時に、ボリュームの管理番号を自動で入れ替えることにより、 業務に影響を与えない

②管理者の作業負荷を軽減

  • HTSMを利用すれば、簡単な操作でデータ移行が可能
  • 業務への影響が最小限で済むため、内部調整の負荷も大幅に軽減

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