持続的成長を支える “アーキテクチャーモデル”
日立は蓄積したナレッジを活用し、事業環境変化への対応と持続的成長を支援するIT基盤をご提案します。
企業をとりまく事業環境が急激に大きく変化しており、日立では持続的な成長を実現するため、これまで培ってきたナレッジをベースにDXを推進しています。
DX推進にあたっては、コーポレートレベルの基盤をモダナイズしつつ、コーポレートレベルでガバナンスとコンプライアンスを強化し、さらに各事業においては事業レベルでアジリティとレジリエンスを強化した“アーキテクチャーモデル”を実現します。
現在、企業をとりまく事業環境が急激に大きく変化しています。
事業オペレーションでは変化に対応するスピードが加速し、事業オペレーションのバリエーションや作業量の増加、事業統廃合や新規事業参入への対応も増加しています。
この企業を取り巻く事業環境の変化には、従来どおりのオペレーションと改善だけでは対応できないため、組織横断的な業務改革を含めたDX推進によって事業環境の変化に対応する仕組み、レジリエンス強化が急務となっています。
その一方で、事業全体を止めずに運営するためには、コーポレートレベルでのリスクマネジメント強化の重要度も増しています。
特に複数の事業を展開するエンタープライズ企業では、事業マネジメント強化とガバナンス・コンプライアンス強化を両立させるため、コーポレートレベルの役割の再定義と運営効率化が重要となっています。
エンタープライズ企業におけるコーポレートレベルの主な経営課題は以下の3つです。
1)事業変革や持続可能な社会にむけた課題解決など、大きな変化の連続に対応可能な経営の仕組みが必要
2)多岐にわたる事業を全社横断で迅速に評価可能な共通基準が必要
3)全社横断の変革であっても短期間での成果達成が必要
これらの課題への解決策として、コーポレート共通プラットフォームを導入することで、バックヤードオペレーションの省力化と自動化、そして全社横断でのデータ活用を実現することが考えられます。
日立では、これまでのナレッジをベースに、持続可能な企業経営のためのコーポレート共通プラットフォームのアーキテクチャーモデルを整備しました。
経営管理に必要な機能を3層の「データ収集」「統合・管理」「報告・開示」に分類し、さらにその中を共通プロセスデータ標準化基盤とする「Basic」とバックヤードオペレーション省力化・自動化オプションとする「Advanced」に分類しています。
Basic部分はできるだけまとめてテンプレート化・維持展開することで共通プロセスとデータの全社標準化を推進し、並行してAdvanced部分をBasicと組み合わせ、または個別スモールスタートで導入することでバックヤードオペレーションの省力化・自動化、データ活用を実現します。
お客さまのビジネスはさまざまであり、システム、サービス、製品などの組み合わせも多種多様で、常に変化する事業環境に対応する解は1つではありません。
日立は、これまで培ってきたSAPユーザー、ベンダーとしての経験・実績双方の観点から、持続可能な企業経営のためのアーキテクチャーモデル導入・運用をご支援いたします。