2023年5月31日
株式会社 日立製作所
株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、「日立アドバンストサーバ HA8000V」(以下、HA8000V)において、最新のプロセッサー 第4世代 インテル® Xeon®スケーラブル・プロセッサー・ファミリーを搭載した新モデル「HA8000V/DL380 Gen11」、「HA8000V/DL360 Gen11」、および「HA8000V/ML350 Gen11」を5月31日より販売開始いたします。加えて、お客さまの多様なニーズに応えるハードウェア保守サービスメニューのラインアップを強化しました。これらにより、TCOの最適化や大容量データの高速処理を必要とするシステム構築を可能とするとともに、運用フェーズにおける管理負荷の削減やシステムの安定稼働を支援いたします。
日立は今後も、サーバをはじめとする IT インフラ製品・サービス群の強化により、As a Service型のハイブリッドクラウドソリューションを提供するEverFlex from Hitachi に沿ったソリューションを拡充するなど、お客さまのデータ利活用を推進し、企業競争力の強化に貢献します。
新モデルで採用する、第4世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー・ファミリーは、従来モデルのプロセッサーと比べ、同等性能でコア数を3割程度削減できます。これにより、削減できたコア数に準じたライセンス費用の低減や仮想環境へのさらなる集約が可能です。
新たにラインアップに追加した1ソケットサーバの「HA8000V/DL320 Gen11」*1はコストパフォーマンスに優れたサーバです。1プロセッサー構成で十分なワークロードの場合、2ソケットサーバDL360の1プロセッサー構成よりも費用を抑えることができます。また、従来の1ソケットサーバの「HA8000V/DL20 Gen10 Plus」と比べて、最大CPUコア数やメモリ容量が拡張されたため、VDI*2、HCI*3においてより効率的な業務の集約が期待できます。
新モデルでは、データワークロードへの対応を強化しました。SAS SSDと比べ、性能に優れたNVMe*4 SSDを搭載することで、内蔵ストレージの高性能化や大容量化も実現。また、次世代のコンパクトなフォームファクタのEDSFF*5採用により、多くの高速NVMe SSDを搭載できるようになりました。加えて、GPUの搭載可能数も増えデータ処理の性能が向上しています。これらにより、AI基盤や画像解析など高速かつ広範なデータ領域を必要するワークロードに対応可能です。
業務の集約度が上がりより重要度を増したシステムの安定稼働を継続していくためには、サーバのファームウェア・ドライバの既知不具合による障害発生を未然防止することが重要です。このたび、標準的な保守サービスメニューを強化し、当日対応のオンサイト保守作業や問題解決支援等に加えて、ハードウェア安定稼働支援サービスを1年間無償で提供いたします。ハードウェア安定稼働支援サービスでは、お客さま専用サイトで、ハードウェア構成やファームウェア・ドライバ情報といった「構成情報」を提供するとともに、お客さまの構成に該当する「重要なお知らせ/セキュリティ情報/アドバイザリ」を抽出しバージョン選択のサポートをいたします。これらにより、ファームウェア・ドライバのバージョン管理や更新作業の手間を削減し、作業漏れの予防を支援します。
今後、ハードウェア保守・サポートサービスにおいて、日立の技術員による定期点検など、お客さまに安心してお使いいただけるメニューや、最小限の保守仕様でお求めやすい価格設定のエントリークラス向けメニューなども拡充予定です。
製品名 | 仕様概要 | 価格(税抜) | 出荷開始時期 |
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HA8000V/ DL380 Gen11 |
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1,454,000円〜 | 2023年 6月30日 |
HA8000V/ DL360 Gen11 |
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1,263,000円〜 | 2023年 6月30日 |
HA8000V/ ML350 Gen11 |
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1,287,000円〜 | 2023年 6月30日 |
HA8000V/ DL320 Gen11 |
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後報*6 | 2023年度 第2四半期 |
当日保守サービス [Standard] |
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1,120,500円*7 | 2023年 6月30日 |