成長可能な脱炭素を協創
バリューチェーン全体でのカーボンニュートラル達成にむけて
大みか事業所がハブとなり、ネットワークを構築
事業成長と環境負荷低減の両立をめざす
カーボンニュートラルへの取り組みが急務となった今、日立製作所では事業成長と環境負荷低減の両立に向けてさまざまな取り組みを行っています。
その1つ、脱炭素支援ネットワーク「大みかグリーンネットワーク」では、大みか事業所をフィールドにさまざまな実証を行い、脱炭素化に関する技術・ノウハウを蓄積しています。また、大みか事業所をハブとして、地域・サプライチェーンのステークホルダーと連携した実証や取り組みも進めています。
活動を通して得られた知見は、お客さまの事業継続、競争力強化、新事業創出に寄与する環境経営の支援に活用しています。
情報制御システムの製造・開発拠点である大みか事業所では、これまでの生産管理やエネルギー管理といった工場経営DX*1の知見を生かし、環境経営GX*2に着手。同事業所をフィールドに脱炭素実証を行い、脱炭素に関わる技術やノウハウを蓄積しています。
大みか事業所がハブとなる大みかグリーンネットワークを通じて、環境経営GXに関わるさまざまな実証成果を多くのステークホルダーと共有する社会インフラエコシステムの形成を推進し、地域やサプライチェーンのカーボンニュートラル実現をめざします。
自社活動・事業を通じて省エネの強化とCO2排出量削減に取り組みます。
削減目標:2024年度カーボンニュートラル達成(事業所内排出量)
2030年度までの自社の事業所におけるカーボンニュートラル(日立カーボンニュートラル2030)を達成するため、自社活動・事業を通じて省エネの強化とCO2排出量削減に取り組んでいます。
電力センサーの情報をEcoAssist-Enterpriseに集約・見える化し、電力需要を予測したり、太陽光発電・蓄電池によって再生可能エネルギー活用、CO2の排出を削減しています。また、FEMS*3と生産計画の連動によりピーク電力を抑制しています。
大みか事業所のGX実証は、カーボンニュートラルに向け、CO2排出量の現状把握、削減計画の策定、削減施策の実行、評価といったサイクルを回す形で活動しています。
さまざまなステークホルダーと脱炭素協創体制“社会インフラエコシステム”を構築し、
カーボンニュートラルの達成をめざします。
大みか事業所のGX実証で得た知見やノウハウ・技術を足掛かりとしたGXトータルシステムエンジニアリングで、お客さまの脱炭素目標の実現に向け、構想策定から実際の活動推進・定着まで、お客さまと伴走し、トータル支援いたします。