今年も水源林保全活動の一つ“下刈り”を行いました!下刈りとは植栽を行った苗木の周辺に生えている草木を刈る作業で、下刈りをしっかり行わないと苗木の生育に悪影響が出てしまうため、保全活動において重要な作業となります。そんな重要な作業を任されたのは初参加のメンバー5名を含めた計7名です。日々森林整備活動を行っている森林組合の方から大鎌の使い方、下刈りを行う対象の草木(せっかく植栽した苗木を間違えて刈らないように)を教えていただき、早速作業開始です!日頃扱うことがない鎌に、作業序盤は悪戦苦闘しながらも、徐々に使い方にも慣れてきたメンバーは丁寧に下刈りを進めていくと共に、東京都水道局および森林組合の方々とコミュニケーションを取るなど、楽しく作業を行うことが出来ました。作業を終える頃には全員が汗だくになっていましたが、余分な草木が無くなり苗木がしっかりと日に当たる様子を見て達成感を感じました。
下刈り作業の後には東京都水道局職員の方から水源林保全活動に関するご紹介をいただき、100年の森見学も行いました。100年の森とは、水道局が水源林の代表的な森づくりの1つである「複層林」を多くの人に知ってもらうために整備した森林です。現在の水源林は木が生い茂っていますが、100年ほど前には木がほとんど育っていない裸山であったという歴史や、森の役割である「水源かん養機能」「土砂流出防止機能」などを維持するために水源林が重要であること、加えて、職員の方々が行っている水源林の管理内容(シカ・クマ被害対策、歩道の整備、山腹崩壊地の復旧、民有林の保全など)についてお話を伺い、水源林の重要性を改めて学びました。100年の森の見学では、職員の方々が整備された歩道を進み、100年前に植栽された樹木を見て、職員の方々の日々の細やかな活動のおかげで水源林の健やかな成長が支えられていると実感しました。
蛇口を回せば水が出てくるという日常の元には水の源である水源林の保全が必要不可欠です。そんな大切な水源林の保全活動に携わることができ誇りに思いますし、多くの方々に活動を知っていただきたいと思っています。ご興味のある方はぜひ一緒に活動しましょう!
〜森林組合の方々と1枚!〜
〜下刈り中。体勢が結構きつい、、〜
〜職員の方のお話を真剣に聞く参加者〜
〜100年の森にて〜
社員8名が参加し、東京都水道局水源管理事務所職員の案内のもと、きのぽん水源の森ならびに小河内貯水池の見学をしました。
午前はきのぽん水源の森にて、水源林の代表的な機能である「水源かん養機能」「土砂流出防止機能」や東京府時代から120年以上にわたる水源林の保全活動の歴史、鹿や熊などによる被害と対策について説明をして頂きました。先人たちの先を見据えた活動や職員の方々の日々の苦労を知ることができ、水道水も蛇口から出てくるまでに多くの方々の労力や歴史があるのだと感銘を受けると共に深く考えさせられました。また、水源林の見学中にまだ子供とみられる鹿に遭遇し、自然の豊かさも実感しました。
午後には小河内貯水池に移動して、小河内貯水池管理事務所職員に小河内貯水池建設の目的や太平洋戦争による一時中止を挟みながら約19年の歳月かけて完成し、東京の水がめとして都民の生活を支えていることを説明して頂きました。また、展望塔などから小河内貯水池の設備や周辺環境などを見学し、貯水池建設の規模の大きさや環境整備の大変さを実感しました。
今後も東京都水道局と連携した水源林保全活動の継続と東京水道の安定した運営に貢献できるよう取り組んで参ります。
水源林について説明を受けている様子
きのぽん水源の森にて記念撮影
小河内貯水池の説明を受ける様子
小河内貯水池見学の様子
社員8名が参加し、東京都水道局や東京都森林組合の職員の方々のご指導のもと、植裁木周辺の雑草の下刈り作業を行いました。下刈り作業は、植裁木が雑草に日光を遮断されない大きさになるまで行われ(苗木を植えてから通常7年ほど)、今年は5年目になります。植裁木一つひとつを健康な状態で維持し、水源かん養機能など森林の持つ働きが将来にわたって十分に発揮されるための保全活動が100年以上前から先人たちによって受け継がれていることを思うと、より深く身にしみました。
作業を行う中で、今回初めて参加する社員は大鎌の使い方に悪戦苦闘していましたが、この活動を通じて、企業として水源林の保全活動や環境問題にどのように貢献ができるのか、社員一人ひとりが自らの手を動かし、考えるところに大きな意義があると感じていました。
作業後には、東京都水道局の職員の方々にサス沢山展望台へ案内していただきました。展望台までは人工林と天然林の間を抜け、道中、クマが樹皮を剥いで樹液をなめる「クマ剥ぎ」の被害にあった木を目撃しました。このような獣害はシカによる被害もあり、動物によって樹皮を剥がされてしまうと樹木が枯れてしまったり、菌の付着から樹木が腐り、内部が空洞になることで樹木全体の強度が低下することがあります。この獣害対策として、侵入防止柵の設置や樹木に藁縄を巻くなど、水源林を守るためのさまざまな工夫が施されていました。
サス沢山展望台に到着すると、多摩川上流域に広がる水道水源林や小河内貯水池を一望でき、今年は貯水率が昨年同時期に比べて低くなっていることに気づきました。水源林は水を蓄える機能があるため、より一層水源林保全の重要性を実感しました。
東京都水道局の職員や森林組合の方々が水源林を守るように、私たちも社会イノベーション事業を通じて、さまざまな社会課題の解決に貢献していきます。
植裁木周辺の雑草の下刈り作業の様子
下刈り作業を終え社員一同で記念撮影
「クマ剥ぎ」被害にあった木
サス沢山展望台からの眺め
東京都水道局が管理している水源林の保全活動に、今期も社員6名が参加しました。
半期に一度実施しているこの活動は、夏は雑草の下刈り作業、秋は蔓の除去作業といった、保全作業の一部を行っており、今回の活動では蔓の除去作業を行いました。蔓はきつく苗木に巻き付いており、手間と時間が掛かり、時間内に全ての苗木の蔓を除去することはできませんでした。このような保全作業が苗木の成長を支え、ひいては水源林を守ることにつながっていると、社員一同実感しました。
作業後には、職員の方々に「100年の森」を案内していただき、山の奥部を散策しました。
道中には100年以上前、森林が荒廃していた時期に土砂の流出を抑えるため、コンクリートを一切使わずに造られた「アーチ式ダム」や、植林によってできた山を一望できる場所があり、100年前から人々の手によって守られてきた森林を目の前に、感慨深い気持ちになりました。
また、森にはシカやクマの痕跡があり、水源林の保全と動物の生態系のバランスについてのお話も伺いました。保全活動は、水源林の手入れだけでなく、森林の新芽や木の皮などを食料としている、森に住む動物から水源林を守ること、そして動物の生態系を同時に守らなければならないという管理の難しさを知ることができました。
我々も社会課題の解決を通じて、安全かつ安定的に水を供給できる仕組みを未来に残せるよう、日々の業務に努めていきます。
蔓の除去作業の様子
参加者一同 看板前で記念撮影
「100年の森」見学の様子
「アーチ式ダム」と説明看板
苗木周辺に生い茂った雑草の下刈り作業に、社員5名が参加しました。前回訪問した際より、苗木は背丈を大きく伸ばしていましたが、周りには多くの雑草が根を生やし、中には腰の位置を超える背丈の高い雑草もありました。作業前に、東京都水道局の職員の方から苗木の成長を阻害する雑草を除去する必要性と、大鎌の使用方法をご教示いただきました。説明の中で、先人が大鎌一つで草を刈り、山林を守り抜いた歴史を学んだことで、長年に渡り受け継がれてきた水源林を前に、非常に感慨深い気持ちになりました。当日の雲行きは怪しく、作業中は小雨に降られましたが、さらなる苗木の成長のため、参加者は汗ばみながらも、黙々と作業にあたりました。作業後、参加者はさらなる苗木の成長を願い、次回の活動を楽しみに下山しました。
下刈り作業後は、小河内貯水池を訪問し、東京都水道局の方からダム施設について説明を受けました。小河内ダムの建設は、戦争で工事が中止されていた時期も含めると、着工から19年の歳月をもって完成したことや、竣工から60年以上経つ貯水池の歴史を学びました。
我々の事業活動も歴史の一端であるということを改めて認識し、日々の業務を通して社会貢献できるよう努めていきます。
下刈り作業の説明を受ける参加者
生い茂った雑草と下刈り作業の様子
下刈り後の苗木周辺の様子
看板の前で鎌を持って記念撮影
コロナ禍前、例年実施していた水源林の保全活動に、水・環境ビジネスユニットの社員6名が参加しました。今回は、苗木に絡まった蔓の除去を行いました。2018年の植栽当初20cm足らずだった苗木は、人の腰を越えるほどに成長しており、中には背丈を越えるものもありました。苗木に絡みついた蔓は、苗木の成長を妨げる要因となるため、参加者は「大きく育ってほしい」との思いで除去を行いました。
その後、東京都水道局水源管理事務所の職員の方に落合出張所裏の「100年の森」や小河内ダムを案内していただきました。今回の参加者は保全活動の経験が浅かったため、水源林の歴史や水源林の3つの機能「水源かん養機能」「水質浄化機能」「土砂流出防止機能」について教えていただき、水源林の重要性を理解する貴重な機会となりました。
近年、環境問題に注目が集まる中、こうした水源林の保全活動を通じて、地球市民として社会に貢献できるよう努めていきます。
苗木に絡まった蔓の除去の様子
参加者一同 看板を囲んで記念撮影
「100年の森」見学
今年は新型コロナウイルス感染症拡大のため、例年実施している現地活動が行えませんでしたが、東京都水道局より、苗木が順調に成長している様子をご報告いただきました。たくましく成長した苗木を見て、社員一同元気をもらいました。来年は現地活動ができますように。
2018年に植栽した苗木が順調に成長しています。(2020年11月11日撮影)
2018年に植栽したミズナラの苗木
昨年植栽を行った苗の成長を妨げる雑草の下刈り作業を行いました。当日、都心は梅雨明け直後の猛暑となり、「きのぽん水源の森」も汗ばむ気候のなか、東京都水道局の職員の方々にご指導いただき、社員22名で作業を行いました。現地は、昨年植えた苗木の場所の見当がつかないほど、背の高い雑草が生い茂っていました。苗木と雑草の見極め方や鎌の使い方など、慣れない作業に苦戦する場面も多くあり、水源林を保全していくことの苦労を改めて実感しました。
作業後に散策した東京都水道局落合出張所裏にある「100年の森」では、植栽から19年経って苗木が大きくなった様子を見ることができました。「きのぽん水源の森」の苗木も大きく成長していくことを、参加者一同で願いました。
東京都水道局の方による鎌の使い方指導
下刈りの様子
昨年植栽した「ミズナラ」周辺の草を刈る参加者
「100年の森」の散策
水道水源林について理解を深める目的で東京都水道局が開催した現地見学会に参加しました。水道水源林は、東京都の大切な水源の一つとして110年以上にわたり東京都水道局によって管理されています。当日は、小河内貯水池からサス沢山展望台まで“森レール”で登りながら、保全活動エリアとは異なる場所を東京都水道局の職員の方々に案内していただきました。次世代の樹木を植え育てている複層林やクマ被害対策など、水源林を守る工夫や苦労を知ることができ、大切に管理されていることを実感しました。天候にも恵まれ、展望台では小河内貯水池と「きのぽん水源の森」を含む水源林のきれいな景色を一望することができました。
“森レール”で登る様子
クマ被害対策のわら縄
サス山展望台からの眺望
「きのぽん水源の森」における今年度の森林保全活動の第一回目として、植栽作業を行いました。当日は、梅雨入り直前の貴重な晴れ間が広がる中、水ビジネスユニットなどから社員18名が参加しました。東京都水道局の職員の方々から作業内容の説明を受けた後、2人1組となって、ミズナラとイロハモミジの苗木100本を植えました。
作業後は、東京都水道局落合出張所裏にある「100年の森」や小河内ダムを案内していただきました。
今回植えた苗木が順調に成長することを願い、今後も森林保全活動を行っていきます。
開会式の様子
2人1組での植栽作業
笑顔で作業する参加者
植栽したミズナラの苗木
森づくりの一環で「地ごしらえ活動」を実施し、水ビジネスユニットなどから社員21名が参加しました。当日はあいにくの雨で、予定していた作業が十分にはできませんでしたが、現地で東京都水道局の職員の方から、110年以上にわたる森づくりの歴史やその方法、さらには四季折々の状況を教えていただくなど、水源や森林など、環境について深く知る機会となりました。
作業後は、「奥多摩 水と緑のふれあい館」と「小河内ダム」(いずれも東京都奥多摩町)を見学し、東京都の水源やダムの仕組みなどを学びました。
次回の活動は来春を予定しています。
雨の中、「きのぽん水源の森」へ向かう参加者
東京都水道局の方によるお話
枝を拾い集め、地ごしらえ作業を体験
参加者一同 看板を囲んで記念撮影
「奥多摩 水と緑のふれあい館」に展示されているサイネージ
昭和32年に完成した「小河内ダム」の堤体
「きのぽん水源の森」現地にて、看板の設置工事を完了しました。
10月に入り、平地でも秋めいてきましたが、現地は本州でも有数の高温エリアということもあり、日差しがある所では汗ばむ気候でした。
前日に雨が降ったことで、潤った草木に太陽が当たって、キラキラと輝く光景を目にすると、自然豊かなこの森を守っていきたいという意識が高まりました。
次回の活動は、社員による「森づくり(地ごしらえ)」を予定しています。
看板全体像
看板面
林道脇の苔
JR新宿駅西口広場で開催された「みんなでつくる水源の森イベント」に参加しました。会場では、東京都水道局による、水源林の重要性を伝える体験型のスタンプラリーなどのほか、本活動の関係企業もそれぞれのブースで事業活動などを紹介しました。通りがかった一般の方々が多数訪れ、終日大にぎわいとなりました。
当社は、水環境ソリューション事業全般を描いた大きなイラスト入りバナーを使って水事業の取り組みを紹介し、子どもたちにはパソコンに表示した「日立キッズサイト」で水の大切さを学んでもらうなど、多くの方々と会話することができました。
ビッグバナーを掲示
大勢の人でにぎわう会場
東京都水道局多摩水道改革推進本部庁舎で、「『東京水道〜企業の森(ネーミングライツ)協定』及び『大学との共同研究に関する契約』調印式」が行われ、参画する企業6社と大学2校の代表者が出席しました。当社社会システム営業本部長の植田が、東京都水道局長の醍醐様と協定書を交わし、正式に活動への参画が決まりました。
調印式で協定書を交わす様子
(水道局長 醍醐様(左)と当社植田)