社会課題安心・安全な水の安定供給
サウジアラビアは、国土の大部分が年間降水量100mm未満の乾燥地帯であり、水資源が不足しています。そのため、生活用水の多くは海水淡水化に依存しています。
その結果、淡水生産量は世界最大規模であると同時に、海水淡水化を行うための消費エネルギーが大きいことが課題となっています。また、多くの海水淡水化プラントは、老朽化に伴う更新時期を迎えています。
このような水問題を抱える一方で、サウジアラビアでは、石油依存から脱却し持続可能な発展をめざす国家成長戦略「サウジアラビア・ビジョン2030」に基づき、工業化が進展しています。加えて若年層を中心とした人口の増加が著しく、水需要は引き続き高まると予測されています。