社会課題高度技術を持つ技術者不足
水道は、途上国開発の最重要課題の一つとして位置付けられています。同時に、水の供給をつかさどる水道事業は、技術面および経営面を担う人材が伴い、必然的にその育成が重要となっています。
しかし、多くの途上国では、施設の建設時には援助機関や援助国により技術指導が行われるものの、その後の維持管理の人材が育っていないことが問題となっています。さらに、途上国では初等教育が不十分であり、水道技術の教育に関しても、その前段階の教育が必要となる状況が生じています。
アフリカの開発をテーマとする国際会議であるTICAD*1 でも、アフリカ地域における人材育成支援の重要性が指摘されています。
- *1
- Tokyo International Conference on African Development