日立製作所 インダストリアルデジタルビジネスユニット デジタルソリューション事業統括本部 エンタープライズソリューション事業部 産業システム本部 DXクラウドソリューション部 技師の松本圭志氏
ここまで紹介してきた、日立の大みか事業所におけるEngineering ChainのためのDX推進の取り組みを通じて生まれたDSC/DSを構成するさまざまなソリューションは、個別に販売されることが多かった。しかし、大みか事業所における業務改革が、設計、製造、品質保証の各部門が連携して取り組んできたようにDSC/DSも統合ソリューションとしての提案を強化していく構えだ。例えば、設計業務ナビゲーションを使用する中で、設計文書活用ソリューションによる検索を行うなど、それぞれのシステムをシームレスに連携して使えるようにするといったイメージである。
日立製作所 インダストリアルデジタルビジネスユニット デジタルソリューション事業統括本部 エンタープライズソリューション事業部 産業システム本部 DXクラウドソリューション部 技師の松本圭志氏は「先進スマート工場である大みか事業所は、実業務での運用を通じて効果の刈り取りをされています。それらの取り組みを参考にソリューション化したDSC/DSを、国内の製造業にぜひ活用していただきたいと考えています」と語る。
日立製作所 インダストリアルデジタルビジネスユニット デジタルソリューション事業統括本部 エンタープライズソリューション事業部 産業システム本部 DXクラウドソリューション部 担当部長の田中良憲氏
そのために、セキュリティ強化、既存システムとの連携強化、DX施策への柔軟な対応といった観点から、パブリッククラウドとプライベートクラウドの双方に対応可能なクラウド共通基盤をベースに展開を進めていく。プライベートクラウドとしては、マネージドサービス付きで従量課金型の「ComiComiCloud*2」も提供可能だ。
日立製作所 インダストリアルデジタルビジネスユニット デジタルソリューション事業統括本部 エンタープライズソリューション事業部 産業システム本部 DXクラウドソリューション部 担当部長の田中良憲氏も「DSC/DSを構成するソリューションは確かに便利なツールですが、全てを自動化しているわけではありません。大みか事業所がめざす人の能力を引き出すという考え方に基づいています。Engineering ChainのためのDX推進により、人とツールの役割分担を最適化することが重要なのではないでしょうか」と述べている。
アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載日:2023年2月6日