サーバブレード上に搭載されるRAIDコントローラ(MegaRAID SAS 3004)のメモリで訂正可能エラーが発生した場合にサーバが停止する可能性があります。
重要
RAIDコントローラが使用するメモリで訂正可能エラーが発生した場合、RAIDファームウェアはエラー訂正処理を行い、処理完了後に訂正処理(割り込み処理)を解除する仕様となっていますが、解除が行われずエラー訂正処理が繰り返し実行される場合があります。 訂正処理が繰り返し行われると、RAIDファームウェアはリブート処理を行うため、ディスクアクセスが一時的に停止してサーバ停止が発生する可能性があります。
本現象発生時には、OSシステムログに以下のエラーが記録される場合があります。
【記録されるエラーメッセージ】
【Windowsで記録されるイベント】
ソース:megasas2 イベントID:11 レベル:エラー
メッセージ:ドライバーは \Device\RaidPortX でコントローラー エラーを検出しました。
【Linuxで記録されるイベント】
megaraid_sas: pending commands remain after waiting, will reset adapter scsi0.
megaraid_sas: resetting fusion adapter scsi0.
【VMwareで記録されるイベント】
megasas: Found FW inFAULT state, will reset adapter.
megaraid_sas: resetting fusion adapter
対策版のファームウェアをダウンロードサイトで提供しています。
アップデート後は、サーバの再起動が必要となります。ファームウェアバージョン:4.210.91-4424
次の日立Webページに対策版のファームウェアを掲載しています。ダウンロードの上、ダウンロードファイル同梱のファームウェアアップデート手順書に従い対策版のファームウェアを適用してください。
掲載番号:12347396
ダウンロードページより、「キーワード検索」へ移動→装置カテゴリより「BladeSymphony」を選択→「キーワードを入力してください」に「MegaRAID SAS3004」を入力(*)→「キーワードで検索する」ボタンをクリックし、対象のダウンロードファイルを検索してください。
製品名 | モデル | 形名 |
---|---|---|
BladeSymphony BS500 | 520HB3モデル | GG*GC0B3-******* |
520HB4モデル | GG*GC0B4-******* | |
520XB1モデル | GG*GE0B1-******* | |
520XB2モデル | GG*GE0B2-******* | |
BladeSymphony BS2500 | 標準サーバブレードA1モデル | GV*HC0A1-******* |
標準サーバブレードA2モデル | GV*HC0A2-******* | |
高性能サーバブレードA1/E1モデル | GV*HE0A1-******* GZ*HE0E1-******* |
|
高性能サーバブレードA2/E2モデル | GV*HE0A2-******* GZ*HE0E2-******* |
|
高性能サーバブレードA3/E3モデル | GV*HE0A3-******* GZ*HE0E3-******* |
特定の条件はありません。
ファームウェアバージョン:4.210.91-4332 以前
ファームウェアバージョンの確認方法は、対策版ファームウェアダウンロードファイル同梱のファームウェアアップデート手順書をご参照ください。
対象製品がサポートする全OS
2017年10月20日 この情報ページを掲載しました。