地球の表面の約70%は水におおわれています。
でもそのうち、人間が直接飲める状態の水は、わずか0.01%程度にすぎません。
出典:国土交通省「平成23年版日本の水資源」
その水を世界中のみんなと分け合っているのです。
しかし、雨はどこでも同じように降ってはくれません。
雨の多い地域と雨の少ない地域があり、
使える水の量も地域によってバラバラなのです。
しかも生活が豊かになるにつれ、水を使う量もどんどん増えてきています。
このため、世界の9億人近くの人が安全な水を使えていない、といわれています。
出典:国土交通省「平成23年版日本の水資源」
日本は世界の中でも雨が多い地域ですが、
川の流れが急なため、そのほとんどがすぐに海へ流れて行ってしまいます。
だから、生活に使える水はけっして多いとはいえません。
しかも、生活に必要な水はどんどん増えて、
この30年で約2倍になっています。
出典:国土交通省「平成23年版日本の水資源」
おもな原因としてトイレが水洗式になったり、お風呂に入る回数が増えたことがあげられます。
便利さや快適さを求めれば求めるほど、水を使う量は増えてしまうのです。
さて、私たちの平均的な1日の生活を考えてみましょう。
どれだけの水を使っているのでしょうか?
ご飯をつくったり、皿を洗う時など、家の中でみんなのために使う水の量も含めると、
なんと1人1日当たり約300リットル近く使っていることになります。
出典:国土交通省「平成23年版日本の水資源」
ただ、日本の場合、ここ数年は使う水の量がゆるやかに少なくなってきています。
これはどうしてなのでしょうか?
それはみんなが水の大切さに気づきはじめたからなのです。
私たちひとりひとりが努力すれば、少ない水でも大切に分けあって使えるのです。
出典:国土交通省「平成23年版日本の水資源」
水は、長い旅の途中で、雨となり、川に流れ、わずかな量が使える水として、私たちのところにやってきます。その水を世界中の人と分け合っていることをお勉強しましたね。
水は限りある資源だということ、ひとりひとりが大切に水を使っていくことが重要であることが分かってもらえたでしょうか?
みんなも今日から自分ができる節水をやってみましょう!