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2020年11月4日
株式会社日立製作所

[画像]左から2人目:株式会社日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 部員 小倉信之, 左から4人目:株式会社日立ハイテク アナリティカルソリューション事業統括本部 主管技師 竹中みゆき
左から2人目:株式会社日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 部員 小倉信之
左から4人目:株式会社日立ハイテク アナリティカルソリューション事業統括本部 主管技師 竹中みゆき

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、経済産業省の令和2年度産業標準化事業表彰において、サービス&プラットフォームビジネスユニット 制御プラットフォーム統括本部 部員 小倉信之および、株式会社日立ハイテク アナリティカルソリューション事業統括本部 主管技師 竹中みゆきが「産業技術環境局長表彰」を受賞しましたことをお知らせします。

  産業標準化事業表彰制度は、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)における国際標準策定や、国内規格(JIS)策定といった、標準化活動に優れた功績を有する方や組織を表彰するものです。

  小倉は、2013年よりIEC/TC65*1(工業用プロセス計測制御)で活動を開始し、さらにスマートマニュファクチャリング関係の9つのワーキンググループにエキスパートとして参画・議論をリードし、日本の存在感を高めました。また、これらの活動を通じて日本企業の海外大型案件の受注にも貢献してきました。
  さらに、2017年設立のISO/IEC JWG21*2(スマートマニュファクチャリング参照モデル)においても、日本提案の参照モデルを含めた国際規格文書化に成功し、一国主導の様相を呈していた同分野において多大な貢献を果たしました。

*1
IEC/TC65:産業分野でのプロセスにおける計測、制御と自動化のためのシステムと機器に関する国際標準を開発するIECの専門委員会。
*2
ISO/IEC JWG21:ISOとIECが合同で組織する標準開発のための作業グループの一つ。

  竹中は、2005年設立のIEC TC111*3 (環境配慮)において、副議長、同WG3(有害物質試験法)のコンビナーとしてTC 111活動を牽引した他、電気・電子分野の環境課題や有害物質関連の国際標準化に貢献してきました。なかでもRoHS指令*4への対応に関する製品中の有害物質の測定方法の規格化(IEC 62321)において、実現可能な環境配慮を推進するよう尽力して日本の電気・電子産業の競争力確保に貢献しました。

*3
IEC/TC111: 電気・電子機器、システムに関わる環境分野の製品横断的な水平標準規格を開発するIECの専門委員会。
*4
RoHS指令:電気・電子製品中の鉛やカドミウムなどの有害物質の使用制限に関する欧州などの法律、2006年より施行

  日立は社会イノベーション事業を通じて、人々のQoL(Quality of Life)を向上し、持続可能な社会の実現に貢献することをめざしています。日立はこれからも、日本の国際標準化提案活動に貢献していきます。

小倉信之のコメント

  スマートマニュファクチャリング分野の国際標準化活動は、製造に関係する企業戦略のみならず、世界的な製造及びサービスの進展に画期的な貢献をするものと考え参画してまいりました。このたび、この活動を評価いただいたことを大変光栄に思います。

竹中みゆきのコメント

  このたびは「産業技術環境局長賞表彰」を賜り、大変光栄に存じます。日本の優れた環境関連技術を通して、世界的な課題である環境問題の解決に今後も微力ながら貢献してまいりたいと存じます。誠にありがとうございました。

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