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日立と万博

1970年大阪万博から、日本で開催された数多くの国際博覧会に参加してきました。
その中から大阪万博、沖縄海洋博、つくば科学博、愛・地球博の日立グループ館をご紹介します。

  • 大阪万博
    日本万国博覧会 1970

    「追求―未知への招待」をテーマにした空飛ぶ円盤のようなデザインが目を引く桃紅色の「日立グループ館」。継ぎ目のない40メートルの空中エスカレーターや、高さ24メートルのガラス張りスカイロビーからは360度の景色が楽しめました。シミュレート・トラベルと題したアトラクションでは16のコックピットと128のバケットシートに座り、操縦桿を握って未知の旅を体験できました。
    旅を楽しんだ後は、シミュレーション・トラベルのシステム原理と構造を見学。さらに、初公開のレーザー光を使ったレーザーカラーテレビも展示されており、観客の注目を集めました。

    40mの空中エスカレーターが目を引く日立グループ館

    航空機の操縦訓練用シュミレーターを使った「シュミレート・トラベル」

  • 沖縄国際海洋博覧会
    1975-76

    日立グループ海洋図書館は、新しいスタイルの「映像ライブラリー」でした。世界中で撮影されたフィルムをビデオシステムで自由に選んで観賞することができました。映像は「海と地球」「海と生命」「海と人類」「海とロマン」の4つのテーマに分かれており、それぞれが更に10のプログラムに分かれて、地球の生成や海底の謎、海洋生物のユーモラスな生態、大航海時代の冒険者たち、海にまつわる人間の歴史と夢など、豊富な内容が見ることができました。館内の設備は各テーマごとに分かれ、それぞれに6台のテレビモニターが設置され、各ピットには番組表示盤と操作盤があり、現在上映中のプログラムや次に上映されるプログラムが一目でわかるようになっていました。

    日立グループ海洋図書館。窓からは伊江島が見えた。

    人々は思い思いのコンテンツを楽しんだ

  • 国際科学技術博覧会
    つくば科学博 1985

    日立グループ館のテーマは「Interface-技術との自由な対話」。日立は、先端技術を誰でも自由に使いこなせることが重要だと考え、その成果を結集して「科学の楽しさ」を提供しました。1階のインターフェイス・プラザでは、日立の先端技術を楽しみながら学べるイベントが満載でした。「ロボット工芸館」では、ロボットたちが氷の彫刻に挑戦する楽しいショーが行われました。「電子写真館」では、西部劇の主人公になったりアニメの世界で遊ぶことができる驚きの映像体験が楽しめました。また、「電子情報館」では、最新のニュースを当時の最新の情報機器で見ることができました。2階のインターフェイス・シアターでは、座席に着いたまま4つの劇場で4つのショーを楽しむことができました。アプローチ劇場では、日立の最先端レーザー技術を駆使した光と音の幻想的なショー。第1劇場では、人間が道具や機械をどのように生み出し、使いこなしてきたかをロボットと映像のミュージカルショーで、第2劇場では、日立の技術が実現する豊かな近未来の生活をアニメーションで紹介。第3劇場では、世界初の立体カラー・コンピューター・グラフィックス技法による幻想と興奮のシミュレーション宇宙旅行体験ができました。

    円形回転劇場を備えた円錐型パビリオン

    ロボットの氷の彫刻ショー

  • 日本国際博覧会
    愛・地球博 2005

    日立グループ館の「Nature Contact」は、「プレショー」「メインショー」「ポストショー」の三つのステージで構成されていました。まず、情報表示端末「Nature Viewer」を受け取ることで、希少動物と出会う旅が始まります。端末を使って絶滅の危機にある50種類の希少動物に関する映像コンテンツや文字情報を閲覧できました。各所に設置された動物のイラストが描かれたポールに「Nature Viewer」を近づけると、希少動物に関するさまざまな情報が表示され、ユビキタスな世界を体験できました。さらに、「ポストショー」では、ユビキタスディスプレーに入場券をかざすと、「メインショー」で撮影された写真が大型ディスプレーに映し出される特典もありました。
    また、「愛・地球博」の入場券には日立が開発した世界最小レベルの超小型ICチップ「ミューチップ」が組み込まれていました。

    日立グループ館には両面受光太陽電池パネルが設置されていた

    ライドに乗りMRを体感できたメインショー