Hitachi Report for SPAは、数多くの企業が利用しているウイングアーク1st株式会社の帳票管理・活用ツール「SPA」を日立のブランド「Hitachi Report for SPA」として提供するものです。以下、「Hitachi Report for SPA」を「SPA」と称します。「SPA」に日立の総合力を生かした全方位からのサポート「日立サポート360」を併せて提供することで、ハードウェアからOS、ミドルウェア、ネットワークまでワンストップで問題解決を支援します。
SPAは、OCRと自動登録・仕分けによるデータエントリ業務効率化や、(原本を保持したマスク機能など)セキュアなPDF帳票利活用などに適用可能な製品です。
SPAは、活字文字、手書き文字などの読み取る文字の特性に応じたOCRエンジンを選択することができます。1つの文書の中で複数のOCRエンジンを混在させることも可能です。
OCRエンジン | ABBYY FineReader Engine |
WingArc Data Capture |
DEEP READ |
Tegaki |
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特徴 |
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課金体系 | 無し(標準提供) | 無し(標準提供) | 従量課金 ・利用権(30万画像/年) ・追加プラン(S,M,L,LL) ※:DEEP READ、Tegakiの両方が使用可能です。 |
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主な用途 | 活字文字 QRコード |
活字文字 チェックボックス 丸囲い |
手書き文字 | 手書き文字 |
SPAは豊富な文書の取り込み方法を用意しています。コマンド起動やWebAPIの直接取込み方法に加え、Loader機能により他システムから出力されたPDFファイルや画像ファイルをSPAに自動的に取込み振り分ける機能を提供します。
文書の自動仕分けで業務効率の向上ができます。Loader設定での文書取込みでは文書を仕分けして保管が可能です。例えば、帳票を見ながら振り分けとフォルダ作成なども可能な為、自動化による仕分け作業費等を大幅に削減する事が可能となります。また、仕分けの設定はGUI画面で設定するので面倒なプログラミングが不要です。
SPAでは、透かし、墨消し、暗号化などのマスク機能を原本を保持したまま実行できます。透かしはプレビュー時や印刷時など文書を参照する場面に応じて設定することが可能です。墨消しは文書の取込時に全ページへマスクを適用したり、取込後に手動で任意の文書やページへ適用したり、検索後に検索キーワードに適用したりと、運用に合わせた設定が可能です。PDFファイルのダウンロードおよび印刷時の暗号化、パスワードによる保護、印刷や編集の制限などを付与できます。
SPAではGUIでPDF文書へのセキュリティ設定ができます。情報漏えい防止のため、ダウンロードしたPDF文書に文書を開くパスワードや印刷の不可などのセキュリティ設定を行えます。設定はプログラムの記載ではなく、GUI画面で行います。