Auto-Port Aggregation(以降、APA)を設定しているシステムで
IT Report Utility(システム情報採取ツール:以降、ITRU)のsystoruコマンドを実行すると、
その延長でlanadmin(1M)コマンドが動作し、コアダンプすることがあります。
(ITRUは、コアダンプするlanadmin(1M)コマンドの実行結果以外の情報は正常に採取します)
B
次の条件のすべてに該当する場合に発生します。
APAの2015年5月版で対策されています。
APAの2015年5月版以降のアップデートを適用してください。
APAの2015年5月版のバージョンはB.11.31.1505です。
入手方法については、HP-UXのサポートにお問い合わせください。
次のコマンドで確認できます。
# swlist | grep -i auto-port
(出力例)
J4240AA B.11.31.1503 Auto-Port Aggregation Software
上記の2列目にB.11.31.1503と表示された場合、APAの2015年3月版がインストールされています。
次のコマンドで確認できます。
# nwmgr
(出力例)
Name/ Interface Station Sub- Interface Related ClassInstance State Address system Type Interface ============== ========= ============== ======== ============== ========= lan0 UP 0x1CC1DE4016E8 iexgbe 10GBASE-KR lan900 lan1 UP 0x1CC1DE4016EC iexgbe 10GBASE-KR lan2 UP 0x1CC1DE4016F0 iexgbe 10GBASE-KR lan900 lan900 UP 0x1CC1DE4016E8 hp_apa hp_apa
上記のRelated Interfaceの列に文字列(出力例ではlan900)が一つ以上表示される場合、APAは設定されています。
Related Interfaceの列に文字列が一つも表示されない場合、APAは設定されていません。
本ツールでは次の基準にしたがって重要度を記載します。
【重要度の定義】
該当する問題が発生した場合の業務へ与える影響度の目安を示します。
次に示した基準にしたがって5段階に分類しています。
AAA | 業務システムの運用が停止し、発生頻度が高い。 |
---|---|
AA | 業務システムの運用が停止するおそれがある。 |
A | 業務システムの運用が停止するおそれはほとんどない。 |
B | 業務システムの運用に与える影響が少ない。 |
C | 業務システムの運用に与える影響はほとんどない。 |