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エンドポイント管理

情報セキュリティリスクがあるエンドポイントの利用者に対策を促す簡単な方法

情報セキュリティリスクがあるエンドポイントの利用者に対策を促す最も簡単な方法

2024年12月25日公開

数あるエンドポイント(PC)の情報セキュリティ対策、みなさんどうしていますか?
チェック項目も多いし、1台1台確認するのは現実的ではないので、効率よく確認して対策できるといいですよね。

ここでは、統合システム運用管理 JP1を活用して、効率よく情報セキュリティリスクがあるエンドポイントの利用者に対策を促す最も簡単な方法をご紹介します。

【使用するツール】
JP1/IT Desktop Management 2 または
エンドポイント管理 JP1 Cloud Service/Endpoint Management(スタンダードプラン、ライトBプラン)

1. 管理しているPCのセキュリティ対策状況を把握する

まずは、最新のエンドポイント(PC)の状況がどうなっているかを把握するところから始めます。

  1. 管理したいPCにJP1のエージェントをインストールすることで、それぞれのPCからセキュリティ対策に関わる情報を自動的に集めることができます。
  2. ホーム画面のセキュリティに関連するパネルで、セキュリティ対策に関する情報を確認できます。
  3. 危険と判定されているPCの台数がわかります。また、更新プログラムとウイルス対策製品の項目の評価が低いこともわかります。

JP1の[セキュリティ]画面

MEMO

危険レベルとは、JP1が判定するセキュリティレベルのことです。
危険レベルは、JP1が提供するセキュリティポリシーで自動的に判定されます。

エージェントを入れるだけで、危険な状況かどうかが自動的に判定されるのは、効率もよく、とても便利です。

2. セキュリティリスクがあるPCの画面にメッセージを表示して対策を促す

危険な状態のPCを効率よく把握できました。
危険な状態のPCが多いとき、1つ1つ対策を依頼するのは大変です。対策の依頼も効率的に行いたいですね。一律に基本的な対策を促してみましょう。

  1. [セキュリティ]のダッシュボード画面です。
  2. [危険レベルごとの機器台数]の[危険]の数字のリンクをクリックすると、[危険]と判定されたコンピュータの一覧が表示されます。

先ほどの[ダッシュボード]画面

  1. いちばん上のチェックボックスをチェックすると、表示されているすべてのコンピュータを選択できます。
  2. その状態で[利用者へメッセージ通知]ボタンをクリックすると、[利用者へのメッセージ通知]ダイアログが表示できます。

[利用者へのメッセージ通知]ダイアログが表示

MEMO

画面の一覧に表示されるのは最大1,000台のため、該当するコンピュータの台数が多い場合は複数ページになります。
画面に表示されていない一覧は、画面右上のページ数を変更することで確認できます。

  1. [利用者へのメッセージ通知]画面にメッセージのタイトルとセキュリティ対策の方法を具体的に入力します。対策期限は忘れないように必ず記載しましょう!
  2. [OK]ボタンをクリックすると、[危険]と判定されたコンピュータの画面上に利用者へのメッセージを表示できます。
  3. 該当するコンピュータの台数が多い場合は、【3】〜【6】を繰り返します。

利用者へのメッセージを表示

【メッセージの例】

利用者へのメッセージを表示

MEMO

利用者へのメッセージ通知には、通知文を作成する方法のほかに、危険と判定されたコンピュータに自動的に通知する方法もあります。
事前の設定が必要になるので、また別の機会にご紹介したいと思います。

JP1では、最新の情報を随時収集しているので、利用者が対策をしてくれているかどうかは、[セキュリティ]のダッシュボード画面で逐一確認できます。

JP1を導入するだけで実現できる、最も簡単な方法をご紹介しました。
[危険]と判定されたコンピュータの台数が、日々減っていくといいですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

記載の仕様は、改良などのため予告なく変更になることがあります。