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Amazon EC2上で実行するプログラムも
AWS Lambdaも
業務フローで簡単に実行制御する方法

Amazon EC2上で実行するプログラムもAWS Lambdaも業務フローで簡単に実行制御する方法

2025年1月22日公開

オンプレミス環境からAmazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)にクラウドリフトした処理が完了するのを待って、AWS Lambda関数を開始するように制御したい場合、みなさんどうされていますか?

ここでは、統合システム運用管理 JP1を活用して、Amazon EC2上で実行する処理が完了してからAWS Lambda関数を実行する簡単な方法をご紹介します。

【使用するツール】
JP1/Automatic Job Management System 3 または ジョブ管理 JP1 Cloud Service/Job Management

1. Amazon EC2上で実行する処理を業務フローに追加する

  1. [ジョブネットエディタ]画面で、エディタ中央に[(P)]アイコンをドラッグアンドドロップして、実行する処理(ジョブ)を追加します。

    [ジョブネットエディタ]画面で、エディタ中央に[(P)]アイコンをドラッグアンドドロップして、実行する処理(ジョブ)を追加します。

  2. [詳細定義]画面で、実行するファイル名やパラメーター、終了判定条件などを定義します。

    [詳細定義]画面で、実行するファイル名やパラメーター、終了判定条件などを定義します。

2. AWS Lambda関数を業務フローに追加する

  1. [ジョブネットエディタ]画面に、[カスタムジョブ]タブの[(L)]アイコンをドラッグアンドドロップして、実行する処理(ジョブ)を追加します。

    [ジョブネットエディタ]画面に、[カスタムジョブ]タブの[(L)]アイコンをドラッグアンドドロップして、実行する処理(ジョブ)を追加します。

MEMO

[カスタムジョブ]タブに、クラウドサービスと連携する部品を登録して業務フローを開発できます。

クラウドサービスと連携する部品(サンプルコンテンツ)はサポートサービス契約者様向けホームページで入手できます。サンプルコンテンツは、JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications またはジョブ管理 JP1 Cloud Service/Job Management をご利用いただいているお客さまが利用できます。

上記画面は、AWS Lambdaと連携するサンプルコンテンツを使った場合の例です。

  1. [詳細定義]画面で、関数名やペイロード、終了判定条件などを定義します。

    [詳細定義]画面で、関数名やペイロード、終了判定条件などを定義します。

3. 処理の実行順序を設定する

  1. [ジョブネットエディタ]画面で、先に実行するジョブと、後に実行するジョブを矢印(関連線)でつないで、業務フローを作成します。

    [ジョブネットエディタ]画面で、先に実行するジョブと、後に実行するジョブを矢印(関連線)でつないで、業務フローを作成します。

Amazon EC2上で実行する処理が完了してから、AWS Lambda関数を実行する業務フローを作成できました。
この業務フローを実行すると、JP1がAmazon EC2上の処理を実行し、終了後の実行結果を判定してから、AWS Lambda関数を実行します。

オンプレミス環境からAmazon EC2上にクラウドリフトした処理と、クラウドネイティブな業務の実行順序を制御して簡単に連携でき、とても便利です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

記載の仕様は、改良などのため予告なく変更になることがあります。