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生成AI(Generative AI:ジェネレーティブAI)とは、膨大なデータを元に訓練された機械学習モデルであり、まるで人間がつくったような出力をすることが特徴の人工知能(AI)のこと。
データのパターンや傾向を学習し、新たな情報やクリエイティブを生成する能力を持っているため、これをIT運用に応用することで、IT運用における対応スピードや対応品質の向上が期待できます。
顧客へのサービス品質を高めることで利益をもたらすDX時代。
企業は、さまざまなITインフラや、各種システムを活用して、サービスビジネスを遂行しています。
デジタル化の進展、ネットワークの急速な拡大、オンプレミスとクラウドのハイブリッドな活用シーンが増えるなど、
IT運用はますます複雑化し、運用部門の負担は増加する傾向にあります。
生成AIを活用することで、ユーザーからの問い合わせやトラブル対応への自動応答が可能になります。
ユーザーが問題や質問を報告したとき、生成AIは過去のデータやナレッジベースから回答を生成し、ユーザーに返信します。
これにより、運用部門の負担を軽減し、迅速かつ一貫したサポートを提供できるようになります。
生成AIは運用マニュアルや蓄積されたナレッジ、過去のトラブルシューティング結果などから、問題の診断と解決策の提案を行うことができます。
障害の原因特定やトラブルシューティングに手間と時間がかかる場面でも、生成AIが診断結果や解決案を示してくれるので、対応にかかる時間と労力を削減できます。
生成AIはソースコードやプログラミング言語のパターンや構造、関数やメソッドの利用方法、ライブラリの使い方を学習し、それをもとに新しい運用自動化コードを生成することができます。
開発者は生成AIが生成した運用自動化コードを検証、適切な修正を行うことで運用自動化のための開発を迅速化。運用効率の向上につながります。
生成AIは大量の情報を解析し、ドキュメントを自動生成することができます。
問題解決手順書、操作マニュアル、技術文書や運用レポートの草案の作成など手間と時間がかかる作業を自動化することで、スピードアップだけでなく、運用部門のナレッジの共有も促進します。
日立は、人による判断や分析が必要な作業、経験や専門スキルがないとできない作業を、
自然言語インターフェースによるやり取りが可能な生成AIアシスタントによってサポートすることで、
お客さまのIT運用の効率化・対応品質の向上を支援します。
日立はお客さまのIT運用の変革を生成AI活用によってサポートするため、
問い合わせ対応、障害対応、運用設計支援、運用自動化支援、運用レポート作成支援など
生成AI活用のユースケースを順次拡大していく計画です。
生成AIを活用するインタフェース(生成AIアシスタント)は、JP1 Cloud Service/System Managementで提供します。
日立がめざす生成AI活用によるこれからのIT運用(将来像)
運用監視中に発生する各種イベント(メッセージ)への対処方法を、
生成AIアシスタントが自然言語による対話形式でガイドします。
高度な専門知識が必要な障害対応を生成AIアシスタントが支援することで、
障害対応業務の省力化、サービス復旧までの時間短縮を実現します。
生成AIアシスタントを活用したアラート対応についての社内の実証実験結果はこちらを参照ください。
IT運用への生成AI活用についてもっと詳しく知りたい方は、お気軽に下記のフォームよりお問い合わせください。
お問い合わせフォーム(日立オープンミドルウェアに関するお問い合わせ)お問い合わせ内容の記載例:
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