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GIGAスクール構想 - NEXT GIGAをふまえ
学校ICT化で抱える端末管理の課題解決策
JP1によるChromebook・Windows・Android / iOS 混在環境の
効率的な端末管理

【ご紹介する端末管理ツール】

  • 買い切り:IT資産・配布管理 JP1/IT Desktop Management 2
  • クラウドサービス:エンドポイント管理 JP1 Cloud Service/Endpoint Management

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GIGAスクール構想の第一次整備から数年が経過し、端末のリプレイス時期を迎える今、2024年より順次取り組みが開始されているNEXT GIGAもふまえ、Chromebook、Windows端末、Android/iOS搭載端末が混在する学校ICT環境の端末管理に課題をお持ちの県や市の教育委員会、および各学校関係者の皆さまに向けて、JP1/IT Desktop Management 2(以下、JP1/ITDM2)および、JP1の機能をSaaSで提供するJP1 Cloud Service/Endpoint Management(以下、JP1 Cloud Service)を活用した一元管理による解決策をご紹介します。

NEXT GIGAでの学校ICT端末の適正管理を容易にする、JP1/ITDM2やJP1 Cloud Serviceによる効率的な端末管理ツールの導入をぜひご検討ください。

課題 GIGAスクールにおける端末管理の現状

文部科学省のGIGAスクール構想により整備された児童生徒向けの1人1台端末。GIGAスクール構想で導入された端末は、2024年より順次リプレイスの時期を迎えています。

GIGAスクール構想の第2期(NEXT GIGA)では、GIGAスクール構想の第1期で顕在化してきたさまざまな課題をふまえて、GIGAスクール構想で実現した1人1台端末環境をさらに発展させ、個別最適な学びや協働的な学びの充実、校務DXによる教師の働き方改革などを推進するための取り組みが掲げられています。

GIGAスクール構想の推進により、児童生徒1人に1台の端末配備が進み、端末やデバイスの普及率が向上する一方で、爆発的に増えた複数種類の端末やデバイスの管理、搭載OSの管理や更新、そして、教育現場での運用負荷増大など管理面での課題も浮き彫りになっています。

教育現場では、ChromebookやWindows搭載端末、Android OSやiOS搭載デバイスが採用されることが多く、それらの管理に加えて、教職員向けには、指導用以外にも校務用のWindows搭載端末(PC)が配備され、複数台の管理が常態化しているケースも少なくありません。

これら多様な端末が混在する環境は、以下のような課題を生み出しています。

管理の複雑さ

Chromebookの管理はGoogle Workspace、Android OSやiOS搭載デバイスの管理はMicrosoft Intuneなど、異なる管理ツールを使用する必要があり、管理者の負担が増加します。また、端末の種類ごとに管理方法が異なるため、作業の標準化や効率化が難しいという問題もあります。

セキュリティリスクの増大

複数のOSが混在することでセキュリティ対策の統一が難しく、脆弱性が生まれやすくなります。校務DXによるリモートワーク、BYOD(Bring Your Own Device)による個人所有の端末が校内ネットワークに接続されるケースも増加することが予想され、さらにセキュリティリスクが高まる可能性もあります。

管理工数の増加

端末のセットアップ、アップデート、トラブルシューティングなどに時間がかかり、教職員の本来の業務である教育活動に集中できないという問題も発生しています。

これらの課題は、GIGAスクール構想からNEXT GIGAへと移行する中で、
県や市の教育委員会や学校現場にとって、
ICT環境の効果的な活用を妨げる障壁となりかねません。

現状の課題

現状の課題

ソリューション JP1 によるエンドポイント端末の統合管理

【ご紹介する端末管理ツール】

  • 買い切り:IT資産・配布管理 JP1/IT Desktop Management 2(以下、JP1/ITDM2)
  • クラウドサービス:エンドポイント管理 JP1 Cloud Service/Endpoint Management(以下、JP1 Cloud Service)

日立が提供する端末管理ツール JP1/ITDM2、JP1 Cloud Serviceは、
IT資産管理、セキュリティ管理、配布管理など、
ICT環境の運用に必要な機能を網羅した統合管理ソフトウェアです。

  • JP1/ITDM2、JP1 Cloud Serviceは、Google Workspace(以下、GWS)やMicrosoft Intune(以下、Intune)と連携して、エンドポイント端末の資産情報を自動的に集め、JP1の単一コンソールでChromebook、Windows端末、Android/iOS搭載端末混在環境での統合的な端末管理を実現します
  • 数十万台規模の端末管理の実績があり、閲覧権限の設定により管理・確認できる範囲を限定でき、教育委員会による複数拠点をまとめての一括管理と、学校単位での管理とを、効率よく両立できます

JP1 によるエンドポイント端末の統合管理

メリット 統合的な端末管理がもたらす効果

JP1/ITDM2、JP1 Cloud Serviceによるエンドポイント端末管理の主なメリットは、以下の通りです。

県や市の教育委員会、学校双方の管理ニーズに柔軟に対応可能

  • JP1/ITDM2、JP1 Cloud Serviceは、県や市の教育委員会と学校現場双方のニーズに沿った二重構造の管理体制に対応可能。管理の効率性と柔軟性を両立します。
  • 県や市の教育委員会は、各学校の端末情報を集約して管理し、管轄範囲全体の状況を把握できます。
  • 各学校の管理者は、自校の端末情報を詳細に管理し、必要な対応を迅速に行うことができます。

複数管理者での業務分担 【ユーザーごとに操作範囲を設定】

県や市の教育委員会が各数十〜数百の学校端末を統合的に管理しつつ、
各学校は校内の担当者が自校の詳細管理を担うという二重構造の管理方法を確立可能
教育委員会は統一性を保ちながら全体を、現場レベルでは自校内の詳細管理が可能に

複数管理者での業務分担 【ユーザーごとに操作範囲を設定】

IT資産の一元管理

  • Windows端末におけるハードウェアの各種情報(メーカー/製品名/コンピュータ名など)と導入ソフトウェアの各種情報(製品名/バージョンなど)を収集します。
  • Google Workspace(以下、GWS)からChromebookのハードウェア情報を抽出、JP1の管理用サーバに取り込むことでハードウェア資産情報を一元管理します。Chromebookの導入ソフトウェア資産情報については、GWSで一元管理します。
  • Microsoft Intune(以下、Intune)からスマートデバイスのハードウェアの各種情報(OS/シリアルナンバー/契約電話番号)と、インストールしているアプリケーションなどの情報を抽出し、JP1の管理用サーバに取り込むことでハードウェア・ソフトウェア資産情報を一元管理します。

JP1/ITDM2または、JP1 Cloud Serviceの資産管理機能を活用することで、
教育ICT環境のネットワークに接続するさまざまな端末の情報や状態を一元的に管理することが可能

JP1/ITDM2または、JP1 Cloud Serviceの資産管理機能を活用することで、教育ICT環境のネットワークに接続するさまざまな端末の情報や状態を一元的に管理することが可能

JP1/ITDM2 または JP1 Cloud Serviceは、Windows、Chromebook、UNIX/Linux、MacやAndroid/iPadを一元的に管理できます。

ただし一部の機能については、JP1/ITDM2 または JP1 Cloud Serviceでは提供しておらず、GWSやIntuneの管理機能を利用していただく必要があります。
IT資産の一元管理
機能 Windows Server/
Windows 11
Chromebook
(GWS連携)
UNIX/Linux Mac Android OS/iPad
(Intune連携)
端末管理 端末情報管理
ソフトウェア情報管理 GWSで管理
端末へのアクション(ロック、ワイプ) GWSで管理
資産管理 ハードウェア資産管理
ソフトウェアライセンス管理 GWSで管理 Intuneで管理
契約情報の管理
セキュリティ管理 セキュリティ判定、対策 GWSで管理 Intuneで管理
配布管理 インストール、アンインストール GWSで管理 Intuneで管理
イベント 端末発見イベントなど
レポート OS集計レポートなど

(凡例)○:JP1で管理可能 △:JP1で一部管理可能 ー:非サポート

管理工数の削減、業務効率化

  • 単一のコンソールで多様な端末を一元管理することで、管理者の負担を軽減し、作業効率を向上させることができます。

Windows品質更新プログラムなどのセキュリティ対策状況、
不要なソフトウェアのインストールやソフトウェアライセンス違反がないかを効率よく把握できます。
対策が必要な端末に対して、メッセージを送付することもできます。

管理工数の削減、業務効率化

ぜい弱性対策の徹底、情報漏えいの防止(校内端末・情報の保全)

  • Windows 端末のセキュリティ対策状況を自動でチェックし、チェック結果に応じて効率よく対処できます。
  • ファイルをUSBメモリーにコピーして持ち出すなどの、ファイルを外部に持ち出そうとする操作を検知して、管理者に通知できます。
  • 特定のソフトウェアの起動抑止や、USBメモリーの使用を抑止するなど、禁止操作を設定して、使用を禁止している操作を行えないようにすることができます。

管理工数の削減、業務効率化

セキュリティリスクがある端末の接続防止(校内ネットワークの保全)

  • 監視下にあるネットワークに管理対象外の端末を接続しようとすると、新しい端末として検知し、ネットワーク接続を拒否できます。
  • セキュリティ対策が不十分な端末やマルウェアに感染した端末が、学校ICT環境のネットワークへ接続するのを自動的に遮断できます。
  • ネットワーク接続を拒否・遮断したことをメールで通知することもできます。

セキュリティリスクがある端末の接続防止(校内ネットワークの保全)

さらに

  • セキュリティ対策が不十分な端末のネットワーク接続を遮断した場合、自動または手動でセキュリティ対策を実施したあとに再判定を行います。対策されたことが確認できると、自動的にネットワーク接続を許可します。
  • 管理対象外の端末に対して、ネットワーク接続を拒否せずに、ネットワーク接続の検知だけ実施することもできます。
  • Microsoft IntuneおよびMicrosoft Defenderと連携することで、マルウェアに感染している危険なデバイスを自動的にネットワークから遮断することができます。

契約情報の管理

  • ソフトウェアライセンス情報だけでなく、ハードウェアの保守契約、レンタル契約、リース契約などの契約情報を一元的に管理できます。
  • サポート契約、レンタル契約、リース契約などの契約情報を登録し、それぞれの資産情報と紐付けて管理することで、契約期限が近づいていることを事前に把握し、適切な対応が可能です。

サポート契約やレンタル契約、リース契約などの契約情報を登録、それぞれの資産情報と対応付けて管理
満了日が近づいている契約情報を前もって把握できるため、期限満了前に適切な対応が可能

サポート契約やレンタル契約、リース契約などの契約情報を登録、それぞれの資産情報と対応付けて管理満了日が近づいている契約情報を前もって把握できるため、期限満了前に適切な対応が可能

さらに

  • 契約期限はホーム画面に表示設定でき、期限が迫っている契約をすぐに確認可能
  • 日次・週次・月次に通知されるダイジェストレポートでも契約期限を把握でき、契約更新漏れを防止

【Plus でさらに業務効率を向上!】 申請-承認業務の効率化

さらに、JP1 Cloud Serviceのラインアップのひとつである、運用統合 JP1 Cloud Service/Operations Integrationを活用することで、端末の新規申請や学校ICTネットワークへの接続申請、旧端末の返却申請など、複数の学校や教育委員会でやり取りされる申請-承認業務の効率向上を実現できます。

  • 申請時の必須入力項目の明確化や入力項目の選択化(プルダウン選択)により、申請業務を容易にします。
  • 起票時の入力チェック等により、申請後の差し戻し等の不要なやり取りを防止します。
  • 申請ごとの審査・承認の進捗状況を視える化し、最新の申請状況を申請者、審査・承認者双方が容易に把握できるようにします。

サポート契約やレンタル契約、リース契約などの契約情報を登録、それぞれの資産情報と対応付けて管理満了日が近づいている契約情報を前もって把握できるため、期限満了前に適切な対応が可能

導入支援

JP1は、導入および定着化の支援、サポートが充実!安心してご利用いただけます。

  • 課題抽出のコンサルティングから導入後の定着化まで、幅広いサポートを提供
  • お客さまのスムーズな利用開始に向けたオンボーディングから運用開始後のカスタマーサクセスまで、あらゆる局面に合わせた柔軟な支援を提供します。

JP1 テクニカルサービス

まとめ

  • GIGAスクール構想の成功には、導入されたICT端末を効率的に管理し、教育活動に最大限に活用することが不可欠です。
  • さらにNEXT GIGAにおいては、GIGAスクール構想で実現した1人1台端末環境をさらに発展させ、個別最適な学びや協働的な学びの充実、校務DXによる教師の働き方改革などを推進するためにも、ICT端末の効率的な管理が重要となります。
  • JP1/ITDM2とJP1 Cloud Serviceは、Chromebook、Windows端末、Android/iOS搭載端末が混在する学校ICT環境の一元管理を実現し、県や市の教育委員会や学校現場の課題を解決する強力なツールです。
  • JP1/ITDM2 または JP1 Cloud Serviceの導入により、管理工数の削減、セキュリティリスクの低減、端末管理業務の効率向上など、多くのメリットが期待できます。

NEXT GIGAに向けた端末管理でお困りの方は、
ぜひJP1/ITDM2または JP1 Cloud Serviceの導入をご検討ください。

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  • [SaaS] JP1 Cloud Service/Endpoint Management
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