インターネット・ビジネスの世界では、何よりもスピードの速さが要求される。最近では3ヶ月程度の期間で新しいサービスを立ち上げることも珍しくない。もはや従来のような自前主義でこうした状況に対応するのは困難。そこで注目を集めているのが、システムの運用管理を専門に手がけるMSP(Maganement Service Provider)だ。三井物産株式会社の情報システム部門を母体とする三井情報開発株式会社(以下、三井情報開発)では、先進的なMSPサービスを「SMC(System Management Center)」において展開。強力な運用管理基盤を日立の統合システム運用管理ミドルウェア「JP1」で構築し、顧客がスピーディーにインターネット・ビジネスを展開できる環境を実現している。
さらに2000年10月にはiDC(Internet Data Center)事業も開始。三井情報開発オペレーションサービス本部営業推進部長谷澤一平氏は、その背景を「以前からアウトソーシング事業は手がけていましたが、インターネット時代に則したサービスをご提供するためには、iDC基盤の整備も含めた事業構築が必要と考えたのです」と説明する。