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社会インフラ保守プラットフォーム

地中可視化サービス

地中可視化サービス

レーダー探査+解析により地下埋設物情報を可視化、
プラットフォームで一元管理し提供。
埋設管の敷設位置・深度を可視化し、
設計・施工の効率化および埋設物破損事故の低減に貢献します。

地中可視化サービスのご紹介

日立の地中可視化サービスの紹介動画です。地下埋設物に関する課題と、本サービスによる改善方法をご紹介します。

埋設管の新設・更新における課題

現在埋設管の設計・施工業務において、インフラ事業者が埋設物情報を個別に管理していることで情報収集の手間が発生しています。また、図面と現場(実際の位置)の相違により、現場での実物確認の手間や埋設管の損傷事故が発生しています。さらには、予期せぬ障害物の発見により、工期遅延が発生し住民負担や環境負荷が増加することがあります。そのため、広域かつ正確な埋設物情報の一元管理・提供が求められています。

ニーズ1 情報収集工数の削減
ニーズ1
情報収集工数の削減
複数のインフラ事業者がおのおの個別に管理する図面情報の収集が必要となります。
時間と手間がかかることから、情報の一元管理が求められています。

[イメージ]情報収集に手間

ニーズ2 手戻り・工期遅延の削減
ニーズ2
手戻り・工期遅延の削減
埋設管の位置確認のために行われる試掘の際、図面と現場で実際の位置が異なることで無駄な試掘や手戻りによる工期遅延・追加費用が発生しています。

[イメージ]図面通りに埋設物が存在しない

ニーズ3 配管損傷事故リスクの回避
ニーズ3
配管損傷事故リスクの回避
図面に記載のない位置に埋設管があり、埋設管を損傷する事故が発生しています。

[イメージ]埋設物の破損事故

ニーズ4 住民負担・環境負荷の低減
ニーズ4
住民負担・環境負荷の低減
追加掘削や交通規制長期化により、道路渋滞が発生しCO2の発生量の増加や住民負荷が発生します。

[イメージ]CO2の発生や道路渋滞

私たちが提供できる価値

埋設管の敷設位置・深度の可視化データを活用することで、設計・施工の負担軽減や精度向上、リスク軽減を実現します。

[イメージ]「設計変更・工期遅延にともなう負担、配管損傷事故の抑止」「計画通りの施工推進による住民負担・環境負荷軽減」「雨水等管路整備促進による国土強じん化」

地中可視化サービスの概要

応用地質 株式会社が保有する地中レーダー探査装置で地下を探査し、日立が保有する高度画像解析技術を用いて広域に正確な埋設物情報を可視化し、プラットフォームで一元管理・提供するサービスです。
本サービスの導入により、既存の埋設物情報の収集、現場での実物確認の効率化、埋設管損傷事故や工期遅延発生のリスク低減が可能となります。

[イメージ]埋設管の情報を2次元/3次元で可視化 CAD出力も可能
地中レーダー探査(応用地質 株式会社)
車両にレーダー探査装置、GNSS*2・慣性航法装置*3、MMS*4を搭載。地下埋設物の位置情報および地上点群データを取得。時速50kmでレーダー探査が可能。
高度画像解析(株式会社 日立製作所)
地中レーダー探査により取得したレーダー画像から埋設管・空洞・その他の埋設物の位置情報を判別
*1
空洞・他埋設物の位置については、将来的に地中可視化プラットフォームで提供することを計画中
*2
GNSS(Global Navigation Satellite System): 全球測位衛星システム
*3
GNSSの測位品質が劣化する場所においても位置精度を維持
*4
MMS(Mobile Mapping System)により道路面および道路周辺の3次元データを取得

年間の設計・施工計画をもとに、対象路線や必要距離を選定し、計画的に可視化情報を整備することで、計画通りの業務推進を実現します。

[イメージ]「情報収集・集約、調整工数の削減」「手戻り・工期遅延の削減」「埋設管損傷事故リスクの回避」「住民負担・環境負荷の低減」

地中可視化サービスの特長

レーダー探査による情報収集

  • 道幅や地形に合わせて、探査機で地上からレーダー探査し、埋設物の位置を高精度に測位可能。
  • 車両型でも手押し型と同等の精度でレーダ探査ができ、スポットではなく面で測位が可能。
  • 手押し型は機動性が高く・非舗装部等にも対応可。
  • 掘削が不要なため、交通規制削減による渋滞減少や、CO2排出量削減による環境負荷軽減。
[イメージ]車両型と手押し型の写真
[イメージ]
  • ● 試掘調査の費用削減
  • ● 周辺住民への負担軽減、安心・安全な生活への貢献

レーダー探査精度の向上

  • 高度画像解析技術によって、埋設管・地中構造物を判別。
  • 埋設管の位置・深度を正確に把握できる。
  • 新レーダーで深度2mの埋設管の検知が可能。
  • 旧レーダーで埋設管を検知できていた深度(0.7m、1.2m等)においても、解像度が向上。
[イメージ]上下ふくそう管検出例
[イメージ]
  • ● 工事遅延リスクの低減
  • ● 埋設管の損傷リスクの低減

地下埋設物を2次元/3次元で可視化、CAD出力

  • 地図や路面画像上で、地上構造物からの相対距離や埋設管同士の距離などの計測・表示が可能。
  • 特別な技術がなくても、既設管の干渉具合を直感的に把握できる。
  • 埋設物の情報はCADファイルとしても出力可能。
[イメージ]2次元3次元で可視化の例
[イメージ]
  • ● 埋設物調査の効率化
  • ● 設計の精度向上

よくある質問

導入実績・事例

自治体、ガス会社、工場など、全国30件以上の導入実績(2024年3月時点)

 
[リンク]独立行政法人都市再生機構

独立行政法人都市再生機構

DXによる高精度で効率的な地中埋設物調査
(2024年9月18日 日立のデジタル情報Webメディア 「Digital Evolution Headline」掲載)

[リンク]仙台市導入事例

仙台市

下水道管路施設の設計・施工業務の効率化に向け、レーダーやAI解析などデジタル技術を用いた共同研究を開始

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