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日立産機グループ、カーボンニュートラルを達成
清水事業所(静岡県静岡市)に設置した太陽光パネル
株式会社日立産機システムおよびグループ会社(以下、日立産機グループ)は、従来掲げてきた目標の2030年度を前倒しして、2024年度(2024年4月1日〜2025年3月31日)にカーボンニュートラル(Scope1*1および2*2の温室効果ガス排出量実質ゼロ)を達成しました。
日立産機グループは「Leading a Sustainable Future」というスローガンを掲げ、持続可能な未来の実現に向けた取り組みを進めています。これまで、世界各国の日立産機グループの事業所において、高効率な変圧器や空気圧縮機への機器更新、照明のLED化、太陽光発電設備の導入や再生可能エネルギー由来の電力調達など、エネルギー効率の最大化を推進してきました。今後は、自社事業でのカーボンニュートラル達成にとどまらず、高効率でCO₂排出量の少ない産業用設備・機器とデジタルデータの活用を通じてお客さまの事業におけるエネルギー効率を向上し、サステナブルな社会の実現に貢献します。
- *1
- 自社での燃料の使用や工業プロセスによる直接排出 (SF₆、PFC、HFC、N₂O、NF₃、CH₄を含む、事業所外での車両使用による排出を除く)
- *2
- 自社が購入した電気・熱の使用に伴う間接排出 (電力使用量からのCO₂はマーケット基準で算定)
背景
日立産機グループは、日立グループの環境ビジョンと2050 年度に向けた環境長期目標「日立環境イノベーション2050*3」における「脱炭素」の目標に沿う形で、2050年度にバリューチェーン全体での温室効果ガス排出量のネットゼロ実現を目標としています。この日立グループの2050 年度へ向けた温室効果ガス削減目標は、パリ協定で定めた1.5℃目標 と一致する科学的根拠に基づくネットゼロ目標 (science-based net-zero target*4) として、国際的な気候変動イニシアチブであるSBT イニシアチブ(以下、SBTi) *5 から認定されています。日立産機グループの目標は個別の検証を受けていませんが、日立グループのネットゼロ目標に組み込まれ、SBTiのプロセスに従って検証されています。
- *1
- https://www.hitachi.co.jp/sustainability/environment-vision/index.html
- *2
- パリ協定の水準に整合する、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標
- *3
- 企業や金融機関が科学的根拠に基づいた温室効果ガス(GHG)排出削減目標を設定し、その妥当性を審査・認定する国際的なイニシアチブ
2024年度に達成したカーボンニュートラル(Scope1および2)について
日立産機グループは、省エネ施策実施や再生可能エネルギー発電設備の導入に加え、社外からの非化石電力(購入および証書による)の調達、中和クレジット活用を組み合わせることで、温室効果ガス排出量削減に向けた取り組みを進めてきました。2024年度には、当社グループの温室効果ガス排出量(Scope1および2)の95%以上を占める国内外の事業所、工場、サービスステーション、オフィスなど54サイトにおいてカーボンニュートラルを達成しました。
今後はさらに、設備の電化などによりScope 1の削減に努め、脱炭素目標の基準年とした2019年度排出量比の約20%を占める中和クレジットオフセット比率(2024年度)を2030年度までに17%以下に低減することをめざします。
日立産機について
日立産機システムは、コンプレストエア、グリッドエッジ、ドライブ、マーキングをはじめとする高効率なプロダクトを通じて、データセンター、バッテリー、電子・半導体、医薬など多様な業界の生産性向上に寄与しています。革新的なソリューションや、メンテナンスからリサイクルに至るまで製品ライフサイクルを通じたサポート、そして最新のデジタル技術によりお客さまに最大限の価値をお届けするとともに、持続可能な社会の実現にも貢献しています。詳しくは、日立産機システムのウェブサイト (https://www.hitachi-ies.co.jp/) をご覧ください。