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2022年3月18日
株式会社日立産機システム
中条事業所に新棟を建設し生産設備を増強
中条事業所 新棟外観
株式会社日立産機システム(取締役社長:竹内康浩/以下、日立産機)は、電力インフラの重要機器である配電用変圧器を製造する中条事業所(新潟県胎内市)の製造能力を強化します。
日立グループは、脱炭素社会、高度循環社会、自然共生社会の実現に向け取り組んでいます。配電用変圧器は社会を支える電力インフラの一部として24時間使用されるため、省エネルギーとともに環境保全への取り組みの重要性から環境にも配慮した製品が望まれています。
日立産機は、長期間稼働し続ける変圧器において、省エネルギー性能に優れたアモルファス変圧器の開発に取り組んできました。また、一般的な配電用変圧器の絶縁には鉱物油を使用していますが、カーボンニュートラルの植物油(エステル油)の採用を積極的に進めています。
このたび日立産機は、持続可能な社会への対応を更に加速させていくため、中条事業所に3,400m2の新棟を建設しました。2022年4月から本格稼働を行い、年々大型化の傾向にある新エネルギー向けなどの 30kVクラスの特別高圧変圧器や、省エネルギー性能に優れるアモルファス変圧器の生産能力を現在の約2倍に増強する計画です。
日立産機は、配電用変圧器を通して脱炭素社会の実現に貢献します。
日立グループは、OT(Operational Technology)、IT(Information Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。日立グループの、IT、エネルギー、インダストリー、モビリティ、ライフ、オートモティブシステムの6分野の中、日立産機システムはインダストリー分野のプロダクト事業を通じてお客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。
中条事業所は、新潟県胎内市の50%以上を緑地化された自然豊かな約510,000m2の敷地内に、省エネルギー性能に優れるアモルファス変圧器をはじめ、配電機器、電力監視や絶縁監視の装置、エアシャワーなどのクリーンエアー機器を製造しています。
中条事業所は、電力監視システムによるエネルギーの見える化により環境に配慮したモノづくりに取り組み、2度の「エネルギー管理優良工場」受賞のほか、廃棄物等の循環利用に積極的に取り組んでいます。
株式会社日立産機システム 事業統括本部 受配電・環境システム事業部企画部 [担当:山下]
〒101-0021東京都千代田区神田一丁目5番1号 秋葉原ファーストビル
TEL : 070-7027-4247(携帯)
以上