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2021年5月31日
株式会社日立産機システム
高風圧と片側全面吸い込みにより塵埃除去率80%を実現
新型エアシャワー「PCJ-H88JJM4」
株式会社日立産機システム(取締役社長:竹内 康浩/以下、日立産機)は、片側全面吸い込みによる塵埃(じんあい)除去率を飛躍的に高め塵埃の飛散防止でクリーンな作業環境に貢献する新型エアシャワー PCJ-H88JJM4を2021年6月から販売開始します。
エアシャワーは、食品工場や塗装ライン、薬品製造工場などの出入り口に設置され、作業者の衣服又は物品に付着した塵埃を除去しクリーンルーム内への侵入を防止する装置です。
近年は薬品、半導体製造工場などのクリーンルームはもとより食品の安全性確保の観点からHACCP(危害要因分析重要管理点)の重要機器として食品・飲料産業での用途も拡大しています。
エアシャワーは付着した塵埃を短時間で除去することが求められます。 日立のエアシャワーのジェットエアー吹き出し口は日立独自のフラッタージェットノズル*1を採用しています。フラッタージェットノズルは、可動部が無い固定式ノズルでありながら振動ジェット気流を発生させ広範囲にエアジェットを吹き付け高い除塵効果を実現する日立独自のシステムです。
エアシャワーは両側からジェットエアーを吹き出し、下側より吸い込む方式が一般的ですが、新型のPCJ-H88JJM4は、ジェットエアーの吹出し風速を30m/s以上とした、従来機比120%*2の高風圧を、頭から足元まで片側全面に14個のフラッタージェットノズルを配置し、高風圧のジェットエアーを反対側全面で吸い込む片側全面吸い込み方式を採用することで、効率的に塵埃を除去します。
「PCJ-H88JJM4」は塵埃除去率を従来機の60%から80%に飛躍的に高め、効率的な塵埃の除去を実現しました。
本製品は、6月1日(火)から6月4日(金)までAichi Sky Expo (愛知県国際展示場)で開催される 「FOOMA JAPAN 2021 (国際食品工業展)」に出展予定です。
ジェットエアーの吹出し風速を従来機比120%の30m/s以上の高風圧のジェットノズルを、片側に頭から足元まで14個のジェットノズルを配置し、高風圧大容量のジェットエアーを反対側全面で吸い込む片側全面吸い込み方式を採用することで、従来機は60%であった塵埃除去率を80%に飛躍的に高め、効率的な塵埃除去を実現しました。
新型エアシャワーの気流比較(イメージ)
ジェットエアーの吹き出し口はフラッタージェットノズルを搭載しています。フラッタージェットノズルは可動部が無い固定式ノズルでありながら純流体素子技術を応用して振動ジェット気流を発生させ広範囲にたたき効果のあるエアジェットを吹き付けることにより短時間で高い除塵効果を実現するとともにルーバー等の気流制御機構が無いため発塵が出ない日立独自のシステムです。
カラータッチパネル採用によりジェット吹き付け時間カウントダウンなどの運転状況表示を分かり易く表示しています。管理者が行うエアジェット時間やクリーンアップ時間などの設定も直感的に操作ができます。日常の保守もエアジェットやドア開閉の回数、HEPAフィルター*3の交換時期などを表示し適切なメンテナンスをサポートします。
形式 | PCJ-H88JJM4 | |
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集じん要素 | 前処理用 | サランネットフィルタ |
主フィルター | HEPAフィルター(0.3µm粒子にて99.99%以上) | |
エアジェットノズル | フラッタージェットノズル(埋込型、回転可能) | |
循環風量 | 17m3/min +5%(初期値) | |
気流清浄度 | ISOクラス5(旧米国連邦規格クラス10) (気流吹出部にて)(室内清浄度は保証外) |
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エアジェット風速 | 30m/s以上(初期値における平均値) | |
エアジェットノズル数 | 14個 | |
構造および材質 | 本体 | 鋼板製樹脂焼付塗装仕上げ |
ドア | アルミ製ドア(無色透明強化ガラスt5mm付) | |
床 | 無し(建屋床をそのまま使用いたします) | |
照明 | LED照明×1灯 | |
電源 | AC200V ±10% 3Φ |
*0.5 μm粒子径、周囲環境が清浄度ISO クラス8
日立グループは、OT(Operational Technology)、IT(Information Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。日立グループの、IT、エネルギー、インダストリー、モビリティ、ライフ、オートモティブシステムの6分野の中、日立産機システムはインダストリー分野のプロダクト事業を通じてお客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。
株式会社日立産機システム 事業統括本部 受配電・環境システム事業部 [担当:高澤]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル
TEL : 03-4345-6399(直通)
以上