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2017年4月4日
ホライズン・ニュークリア・パワー社
ウィルヴァ・ニューウィッド発電所の実現に向けてさらに大きな一歩
左:英国原子力規制庁 アンディー・ベバン原子力サイトライセンスマネージャー、
右:ホライズン社 アンソニー・ウェブ取締役
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原敏昭)の子会社で、英国における原子力発電事業開発会社であるHorizon Nuclear Power Limited(CEO:ダンカン・ホーソーン/以下、ホライズン社)は、2020年代前半の運転開始をめざして開発を進めている英国アングルシー島のウィルヴァ・ニューウィッドの原子力サイトライセンス(以下、サイトライセンス)を英国原子力規制庁(ONR*1)に申請し、受理されました。本申請は、ウィルヴァ・ニューウィッド発電所の実現に向けた大きな一歩になるものです。
サイトライセンスは、原子炉の建設および運営に関する英国原子力施設法に基づき、ONR から許可されるもので、2基のUK ABWR*2(改良型沸騰水型原子炉)の建設、運営に必要とされる主要な許可の一つです。今後、ONRによる19 ヵ月間にわたる厳格な審査を通して、申請者であるホライズン社が、規制義務を履行可能な適格な法人であること、建設予定地において安全に関る全ての作業を管理・統制し、これを実証できるかなどについて評価される予定です。
ホライズン社は、これまで2年以上にわたり、原子力施設の運営体制、建設サイト、および建設される原子炉設計の適格性などの事項に焦点を当ててサイトライセンスの申請準備を行ってきました。
今後、ホライズン社は、同社初のプロジェクトとなるウィルヴァ・ニューウィッドの新規原子力発電所建設において、2019年後半に建設開始、2020年代前半の初号機運転開始をめざして取り組んでいきます。
なお、本サイトライセンスの申請は、ホライズン社が今年後半の開発同意(DCO*3)の申請前に一般市民への第3回目のヒアリング(PAC*4)を実施することと、ABWRの包括的設計審査の最終段階である第4段階が2017年12月末までに完了することを前提に行われています。
「サイトライセンスの申請は、ホライズン社の大きな成長に加え、ウィルヴァ・ニューウィッドのサイトに先導的な原子力発電所を建設し、運営する準備ができていることを表しています。ホライズン社は、経験豊富なリーダーシップと合致した実証された技術を備えており、成功に向けてより広範な能力と組織の構築を急速に進めています。私たちは、ウィルヴァ・ニューウィッドにおけるこの重要なプロジェクトを安全に実現することが出来るという能力について、ONRからの信頼を得られるよう、引き続き取り組んでいきます。」
ホライズン社は、英国内における新たな原子力発電所の建設を目的として2009年に設立され、2012年11月に日立製作所により買収されました。5,400MW級以上の原子力発電所をアングルシー島のウィルヴァとサウスグロスターシャー州オールドベリー・オン・セヴァーンに新設予定です。その建設段階では約8,000人から10,000人、また発電所の運転開始以降は、サイト毎に、850人程度の雇用を創出することが見込まれています。
以上