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企業情報ニュースリリース

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2017年4月3日

神戸医療産業都市に再生医療の研究開発拠点「日立神戸ラボ」を開設

オープンイノベーションの加速により再生医療の実用化をめざす

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、「日立神戸ラボ」を神戸医療産業都市(神戸医療イノベーションセンター)内に4月1日に開設し、7月より本格的な稼働を開始します。「日立神戸ラボ」では、再生医療用細胞自動培養技術を中心とした再生医療分野での研究開発の深化に加え、顧客やパートナーと共に臨床応用に向けた検証を実施します。日立は、医療産業都市でのオープンイノベーションを通じて研究・製品開発をさらに加速させることで、再生医療の実用化をめざします。

  再生医療は、これまで治療法がなかった難病にも根治の道を拓く新しい医療として注目されています。従来、患者由来(自家)細胞を用いて行われていた移植治療も2017年には細胞ストック由来(他家)細胞を用いた臨床研究が開始される予定であり、再生医療の普及に向けて、安全性・有効性を満たす細胞を合理的なコストで製造する技術の開発が求められています。日立はこの課題に対して、国家プロジェクトの支援*によりオープンイノベーションを積極的に推進し、無菌性に優れた完全閉鎖系培養を特長とする、細胞自動培養技術の開発に取り組んできました。また、日立グループでは、再生医療ならびにヘルスケア分野の顧客に対し、細胞製造施設や設備、関連機器類の提供を行ってきました。

  このたび、日立は、再生医療用細胞自動培養技術をはじめとする研究・製品開発をこれまで以上に積極的に加速するため、神戸医療産業都市内に「日立神戸ラボ」を開設しました。神戸医療産業都市は、330を超える企業、団体に加え先端医療技術の研究開発拠点や高度専門病院などが集積することで、産学官連携による研究開発から臨床応用、産業化までの一体的な活動を加速させる日本最大級の医療産業クラスター(集積拠点)です。再生医療用細胞などの製法開発や受託製造事業に参入した日立化成株式会社もオフィスを併設し、顧客ニーズの発掘、ならびに顧客との協創を図ります。日立は、医療産業クラスターの利点を生かして社内外のパートナーと共に、再生医療・ヘルスケアの分野で新たな価値の創造に挑戦します。

*
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「基盤技術研究促進事業」、内閣府「最先端研究開発支援プログラム(FIRST)」、文部科学省「イノベーションシステム整備事業先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム」、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業など。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 研究開発グループ 研究管理部 [担当:小平、安井]
〒185-8601 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地
電話 : 042-323-1111(代表)

以上

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