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2017年2月14日
ペトロナス工科大学
株式会社日立製作所
日立アジア社
マレーシアにおける拠点設立合意セレモニー
(中央左:ペトロナス工科大学 Abdul Rahim Hashim副学長、中央右:日立製作所 鈴木教洋執行役常務)
ペトロナス工科大学(Universiti Teknologi PETRONAS、マレーシア、学長:Tun Abdullah Ahmad Badawi/以下、UTP)、株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)、ならびに日立アジア社は、光トポグラフィ*1を中心とした脳科学応用の国際共同研究を推進するための拠点(以下、OT-Hub*2)をUTPの研究センターであるCISIR*3内に開設することを、2月13日に合意しました。OT-Hubは、脳科学応用の国際共同研究の推進拠点としては、日本国外では初めてであり、今後、日立による技術協力のもと、大学、病院、企業などとの脳科学応用に関する共同研究を促進し、オープンイノベーションを加速します。UTP、日立および日立アジア社は、OT-Hubを通じてさまざまなパートナーと協創を行うことで、医学、教育などの分野における社会課題解決をめざしていきます。
UTPと日立および日立アジア社は2013年より共同研究を開始し、マレーシアに初めて光トポグラフィを導入しました。光トポグラフィは、日常空間でも簡便に脳機能計測ができる装置として、医療、教育、産業などさまざまな分野に応用することでQoL(Quality of Life)向上に貢献することが期待されています。これを実現するためには、多種多様な分野の研究機関や企業が協力して、新たなソリューションの開発や検証を行うことが必要です。
そこでUTP、日立および日立アジア社は、UTP CISIR内にOT-Hubを設立することで合意しました。OT-Hubでは、これまでの共同研究により得られた技術や知見だけでなく、日立が培ってきた最新の光トポグラフィ技術や脳科学応用技術をさまざまな協創パートナーと共有しながら、共同研究を推進していきます。
「UTPでは、基礎研究だけでなく実用化に向けた研究開発にも注力することで、社会への貢献をめざしています。今回の日立との協創は、脳科学応用研究におけるUTPの強みと可能性を拡げるものであり、嬉しく思います。今後OT-Hubは、研究や臨床コミュニティの改善と、国際的なプレゼンスの向上に寄与するでしょう。マレーシアをリードする私立大学として、UTPが今回この機会を頂けたことを光栄に感じます。」
「日立は、科学技術の革新を通じて社会のさまざまな課題を解決することで、経済成長とQoL向上への貢献をめざしています。そのためには、人間を理解し、人間中心、すなわち人々の幸福を高める技術を開発することが重要であり、今回設立されたOT-Hubが、脳科学応用の専門知識を集約し発信する、重要な役割を果たす場になると確信しています。」
株式会社日立製作所 研究開発グループ 研究管理部 [担当:小平、安井]
〒185-8601 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地
電話:042-323-1111(代表)
以上