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2016年11月2日
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
2017年末の包括的設計審査完了に向け大きく前進
英国原子力規制庁(ONR*1)は、2016年10月31日、日立GEニュークリア・エナジー株式会社(取締役社長:武原秀俊/以下、日立GE)が、英国ホライズン・ニュークリア・パワー社ウィルヴァ・ニューウィッド原子力発電所の原子炉供給者として、改良型沸騰水型原子炉(以下、ABWR*2)の一般環境許可審査(以下、GEP*3)および包括的設計審査(以下、GDA*4)において、「RI-0001*5(原子炉化学分野の重要な規制課題である通常運転時における放射性核種*6のソースターム*7の設定)」に関する審査を終了したと発表しました。本審査の終了は、ABWRの英国内導入に向け、2017年末にGDAを計画通り完了させるための大きな前進となります。
RI-0001とは、原子炉水と原子炉水から移行する蒸気、廃液、オフガス*8などプラント内の流体中の放射性核種の種類と量を示す指標であるソースタームの設定を求めるものです。ソースタームは、プラントの安全評価および環境影響評価を行うために用いられており、日立GEでは、今回、世界中のプラントのデータの中から炉型、水質、材料などが類似したプラントのデータをスクリーニングして、統計処理を施す評価を実施し、英国に導入予定の ABWRに対するソースタームを再設定し、各種安全評価、環境影響評価を行いました。
日立GEでは、GDA関連業務に従事する300人を超える専門家の知見を生かすことで、残りの審査についても引き続き進展を図り、GDAを計画通りに進めていきます。
以上