ニュースリリース

GE日立ニュークリア・エナジー・カナダの売却について

  GE(会長兼CEO:ジェフリー・イメルト)と株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原敏昭／以下、日立)は、GEと日立のカナダにおける原子力事業合弁会社であるGE日立ニュークリア・エナジー・カナダ社(本社:オンタリオ州トロント市／社長兼CEO:マーク・ウォード／出資比率:GE 60%、日立 40%／以下、GEH-C)を、カナダの原子力事業会社であるBWXテクノロジーズ・カナダ社(本社:オンタリオ州ケンブリッジ市／以下、BWXTカナダ)に売却することで合意しました。本合意に従い3社は、規制当局をはじめ必要とされる手続を進め、2016年末までに売却を完了する予定です。

  GEH-Cは、前身であるGEのカナダの原子力事業部門として設立以来、約60年にわたりカナダ型重水炉(以下、CANDU*炉)向けの燃料供給や設備、機器、サービスを提供しています。現在、オンタリオ州ピーターボロ、トロント、アーンプライアーの3拠点を持ち、約350名の従業員を有しています。今回の合意は、CANDU炉市場におけるGEH-CならびにBWXTカナダの存在感を高め、長期的な成長を目的に行うものです。

  BWXTカナダは、米国のBWXテクノロジー社(以下、BWXT)のカナダにおける子会社であり、約50年にわたり世界各地に300を超えるCANDU炉と加圧式型原子炉の蒸気発生装置をはじめ、重要な原子力プラント機器の設計、製造、試運転、サービスを提供しています。BWXTは、米国における原子力機器の製造、燃料供給に加え、米国政府による複雑な施設の運営や環境復旧活動に技術・管理、サイト関連のサービスも提供しています。

幹部コメント

GE日立ニュークリア・エナジー カナダ 取締役会長 エリス・アラン

「GEH-Cの人員、専門知識、製品とサービスは、原子力産業におけるBWXTの長期的な成長目標に合致するものです。BWXTはGEH-Cと同じようにカナダの原子力産業において長い歴史を持っています。また、品質やイノベーション、安全性の面でも同じ価値観を共有しています。GEH-Cをさらに前進させるためには、BWXTがふさわしい企業であると確信しています」

GE日立ニュークリア・エナジー カナダ 社長兼CEO マーク・ウォード

「BWXTはカナダでの豊富な実績と、テクノロジー、プロセス、研究開発への継続投資において、めざましい成果を上げています。この合意は、カナダや海外の原子力産業に高品質の製品とサービスを提供してきた2社の豊富な知識と専門技術が一つになるという素晴らしいニュースです。」

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CANDU: Canadian Deuterium Uranium

「将来予想に関する記述」について

このニュースリリースには、将来予想に関する記述、すなわちGE日立ニュークリア・エナジー カナダ、GEおよび日立製作所の将来おこる事象について現時点での見込み・予想が反映された記述が含まれています。こうした「将来予想に関する記述」は一定のリスクと不確かさを含み、実際の結果、事象は当初示された、または示唆された「将来予想に関する記述」の内容とは実質的には異なる可能性があります。その原因となる不確実性には、政府機関の承認に関するもの、規制当局など関係機関の承認なども含みます。適用される証券取引法を除き、GE日立ニュークリア・エナジー カナダ、GEおよび日立製作所は「将来予想に関する記述」を更新する義務は負いません。さらにGE日立ニュークリア・エナジー カナダ、GEおよび日立製作所は今回の取引に関する第3者による予想や発言について見解を述べる義務は負いません。

以上