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企業情報ニュースリリース

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2016年3月17日

日立が米国マイアミで鉄道車両工場を開設

  株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レールイタリア社(CEO: モーリッツィオ・マンフェロット)の米国事業会社、日立レールUSA社(CEO:ジャンパオロ・ヌオンノ)は、3月16日に米国フロリダ州マイアミ・デイド郡に新たな鉄道車両工場を開設しました。カルロス・ヒメネス マイアミ・デイド郡長やグローリア・ ベレッリ イタリア総領事をはじめとする約200名の出席のもと、開所式が開催され、来賓のスピーチや工場見学などが行われました。新工場では、マイアミ・デイド交通向けの車両を製造します。新工場設立の投資額は、約150万ドルです。

  新工場の敷地面積は約48,000m2で、製造棟と試験棟、事務棟など5つの建屋で構成され、車両の組み立てと試験を行います。2015年5月に工場の建設を開始し、約6ヵ月で完成しました。新工場での車両の組み立ては、3月に開始し、計136両(68編成)を製造する予定です。最初の編成を2016年10月に出荷し、顧客の認定試験後、2017年後半から運用を開始します。新工場では2019年前半まで車両の製造を続ける予定です。

マイアミ・デイド郡 カルロス・ヒメネス郡長のコメント

  「日立がマイアミを投資対象に選んだことを嬉しく思います。日立の新工場ができたことにより、マイアミ・デイド郡に約100名の新しい雇用が生まれ、多くの調達先も恩恵を受けます。日立との協力により、これまで以上にクリーンで信頼性が高い鉄道を260万人の住民に提供できることを楽しみにしています。」

株式会社日立製作所 交通システム社社長 正井健太郎のコメント

  「新工場を開設できたことを大変うれしく思います。新工場は、マイアミ・デイド郡の公共交通に最適な車両を効率的に生産することができます。お客さまであるマイアミ・デイド交通から期待されている最高品質の製品をタイムリーに納入すべく取り組んでいきます。」

日立レールイタリア社 CEO モーリッツィオ・マンフェロット(Maurizio Manfellotto)のコメント

  「この新工場の開設と新車両の製造は、当社の米国事業を拡大するための重要なステップです。工場の新設により生産能力を強化するとともに、納期の短縮やお客様のニーズにより合致した車両を造ることができます。米国で多くの実績がある日立レールイタリア社にとって、このプロジェクトは日立グループの一員としての新たな一歩となります。」

新工場の概要

名称 日立レールセンター (Hitachi Rail Center)
所在地 米国フロリダ州マイアミ・デイド郡マイアミ市
敷地面積 48,315m2
建屋 製造棟、試験棟、サービス棟、事務棟、倉庫
開所日 2016年3月16日
事業内容 車両の最終組み立て、試験
従業員数 100〜130名
生産能力 8 両/月
生産期間 2016年3月〜2019年前半

以上

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