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企業情報ニュースリリース

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2016年1月26日
日立GEニュークリア・エナジー株式会社

日立GEが英国原子力新設プロジェクトのサプライヤー向け説明会を日本で初めて開催

駐日英国大使出席のもと、約40社の企業が参加

  日立GEニュークリア・エナジー株式会社(取締役社長:武原秀俊/以下、日立GE)は、1月25日、駐日英国大使館(東京都千代田区)において、ティム・ヒッチンズ駐日英国大使他、英国政府幹部出席のもと、英国ウェールズ北西岸に接するアングルシー島のウィルヴァ・ニューウィッドに新たに建設される原子力発電所プロジェクト(以下、ホライズン・プロジェクト)に関する「サプライヤーズ・フォーラム」を開催しました。本フォーラムは、英国政府が日英パートナーシップ促進をめざし推進しているキャンペーン「Innovation is Great〜英国と創る未来」の一環として、ホライズン・プロジェクトに参画が期待される日本国内のサプライヤーに対して、英国の原子力市場の将来性や、ホライズン・プロジェクトへの理解向上を目的として開催したもので、日本での開催は初めてです。

  当日は、電機、ポンプ、空調などを取り扱うメーカーやゼネコンなどの企業約40社から約100名が出席し、ティム・ヒッチンズ大使による英国政府のプロジェクトへの期待を述べたスピーチに続き、日立GE幹部からホライズン・プロジェクトの概要、英国政府関係者による英国のエネルギー政策における原子力発電の重要性などが説明されました。さらに、建設予定地ウェールズの日本企業への期待が披露され、その後、活発な質疑が行われました。

  ホライズン・プロジェクトは、ホライズン・ニュークリア・パワー社(以下、ホライズン社)が、2020年代前半に運転開始をめざして、アングルシー島で開発を進めている原子力発電所建設プロジェクトであり、日立GE製の改良型沸騰水型軽水炉(ABWR*1)を建設する予定です。本プロジェクトは、建設段階から数十年間の運転期間も含めて、ウェールズをはじめ英国全土の産業界に大きな事業機会をもたらします。

  日立GEとホライズン社は、サプライヤーとして参画が期待される企業に対し、ホライズン・プロジェクトにおける将来の作業計画や必要とする品質や規格、基準などの調達方針を説明、理解してもらうことを目的に、これまで、2013年5月にグロスター、2015年7月にウェールズでサプライヤーイベントを開催しています。こうした流れを受けて、日本で初めての開催となる今回のフォーラムでは、数十年にわたるホライズン・プロジェクトを通じて、日英双方の企業にとって、連携促進やwin-winの関係を構築する場となることを期待しています。

*1
ABWR: Advanced Boiling Water Reactor

日立GEニュークリア・エナジー株式会社(日立GE)について

日立GEは、2007年7月に株式会社日立製作所とGEの合弁会社として設立された、原子炉関連設備の開発、計画、設計、製造、検査、据付、試運転、保全サービス、およびこれを統括するプロジェクトマネジメントを一貫して実施する体制を持つ世界トップクラスの総合プラントメーカーです。これまで建設中も含めて国内で23基の実績があります。この中で、とりわけ、最新の改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)については全てのABWRプラントに参画(国内運転開始済4基、国内建設中3基)しています。海外では、台湾地域の龍門原子力発電所向けに、主要な原子炉設備を納入しています。

ホライズン・ニュークリア・パワー社(ホライズン社)について

ホライズン社は、英国内における新たな原子力発電所の建設を目的として2009年に設立され、2012年11月に日立製作所により買収されました。5,400MW級以上の原子力発電所をアングルシー島のウィルヴァ・ニューウィッドとサウスグロスターシャー州オールドベリー・オン・セヴァーンに新設予定です。ウィルヴァ・ニューウィッドでの開発は、北ウェールズに数十億ポンドの投資をもたらします。また、建設段階では約4,000人(ピーク時には最大8,500人)、また発電所の運転開始以降は、各サイトにおいて、最大1,000人程度の雇用を創出することが見込まれています。
ホライズン社の詳細については、ウェブサイト(www.horizonnuclearpower.com)をご覧ください。

以上

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