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2015年10月21日
株式会社日立メディコ
医用画像の保管プロセスを自動化し、作業効率向上と情報漏えいリスクを低減
株式会社日立メディコ(取締役社長:山本 章雄/以下、日立メディコ)は、胃部や胸部のデジタルX線撮影システムを搭載した検診車を使用している健診施設向けに、株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)のM2M*1システムを利用した「検診車向け医用画像転送サービス」(以下、本サービス)を、10月22日より日本国内で提供開始します。
本サービスは、携帯電話のモバイル通信網を活用することで、検診車で撮影したデータ容量の大きい医用画像を健診施設などへ転送し、保管プロセスを自動化します。これにより、健診施設での医用画像の保管作業の効率向上に加え、検診車で撮影した医用画像などの情報が漏えいするリスクを低減できます。
従来、検診車で撮影したデジタルX線画像は、まずDVDやUSBなどの外部メディアに保存した後、健診施設でデータの読み込みを行うなどの作業が発生していました。外部メディアを健診施設に持ち帰るまでに時間を要する上、外部メディアの紛失による情報漏えいリスクがありました。
近年、あらゆるモノがネットワークにつながるIoT*2/M2Mの利用が増えており、検診車で撮影した医用画像を健診施設で効率的に保管するため、ネットワークを利用したデータ転送が求められるようになりました。特に、医用画像はデータ容量が大きく、かつ、重要情報を含んでいるため、安全に医用画像をクラウドに転送できることが求められていました。
そこで日立メディコは、日立独自の高速ファイル転送技術「Hitachi WAN*3 Optimizer」を搭載したゲートウェイ*4を活用し、X線撮影システムで撮影した医用画像を検診車からクラウドへ自動で高速転送し、健診施設で即座に利用可能なサービスの提供を開始します。
本サービスを活用することによって、検診車内でデジタルX線画像を外部メディアに保存したり、健診施設で外部メディアを読み込むなどの作業が不要になる上、施設の事務所などの指定先に撮影した画像を自動で転送できるため、画像保管作業の効率向上が可能となります。また、検診車で撮影した画像が転送されるため、健診施設ですぐに読影を開始することができ、依頼元である企業や団体へ検診結果を早期に報告できるようになると期待されます。
検診車で撮影したデジタルX線画像は、本サービス向けに日立が新規開発した高速ファイル転送技術「Hitachi WAN Optimizer」搭載のゲートウェイを活用するとともに、ゲートウェイとクラウド間のモバイル通信網には暗号化通信方式であるIPsec通信を採用することで、安定的かつセキュアに日立のクラウドに送信された後、健診施設の事務所などへ転送されます。
本サービスでは、検診車で撮影したデジタルX線画像をクラウドへ転送するため、DVDやUSBなど外部メディアの紛失による医用画像などの情報漏えいリスクが低減できます。また、検診車に設置したゲートウェイなど通信機器にはデジタルX線画像を保存しないため、通信機器の紛失による情報漏えいリスクも低減できます。
本サービスは、既存の検診車にもPCおよびゲートウェイなどを設置することで導入できます。また、検診車とクラウド間のモバイル通信料を含んだクラウドサービスは定額制としているため、転送量にかかわらず定額で本サービスをご利用いただけます。
検診車向け医用画像転送サービスの概要
個別見積
本サービスは、日立が10月29日(木)〜30日(金)に、東京国際フォーラムで開催する「Hitachi SOCIAL INNOVATION FORUM 2015 -TOKYO-」において、ご覧いただけます。
記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
株式会社日立メディコ サービスソリューション部 [担当:上川]
〒101-0021 東京都千代田区外神田四丁目14番1号秋葉原UDX18階
電話 : 03-3526-8350
以上