ニュースリリース

シンガポール北部の大型複合施設開発プロジェクトNorthpoint City向けに
セキュリティシステムと建物設備を一括受注

都市開発プロジェクトへの参画を通じて、安心・快適な街づくりに貢献

  株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭／以下、日立)のインフラシステム事業における東南アジア地域統括拠点であるHitachi Infrastructure Systems (Asia) Pte. Ltd.(代表取締役社長: 大竹 雅明／以下、日立インフラシステムアジア社)は、このたび、シンガポール共和国(以下、シンガポール)北部のYishun地区における大型複合施設開発プロジェクトNorthpoint City向けに、セキュリティシステムと建物設備を一括受注しました。受注金額は約70億円(約8,000万シンガポールドル)です。

  Northpoint Cityプロジェクトは、商業施設と住居を融合させた活気あふれる新たなコミュニティをコンセプトに進められているシンガポール最大規模の大型複合施設開発プロジェクトです。同施設は、シンガポールの最大手デベロッパーであるFrasers Centrepoint Limitedが開発・運営を行い、2018年に竣工する予定です。具体的には、同国の電車MRT(Mass Rapid Transit)の南北線Yishun駅付近の敷地に、10階建て12ブロックのコンドミニアム(全920戸)、 3階建ての大規模ショッピングモール、バスターミナルを建設する計画です。

  今回、メインコントラクターである総合建設会社Lum Chang Building Contractors Pte Ltd.から受注したもので、日立インフラシステムアジア社がこれまでシンガポールにおいて約40年にわたり築いてきた建物設備に関する豊富な実績に加えて、日立のセキュリティを含めたトータルなソリューション提案が評価されたものです。本プロジェクトでは、日立インフラシステムアジア社は、日立製の監視カメラシステムおよびカメラ映像録画用のストレージなどのエリア全体のフィジカルセキュリティシステムの設計・製作・納入、および本プロジェクト全体の建物の空調換気・電気・防火・変電設備の設計・調達・施工(EPC)を担当します。

  日立インフラシステムアジア社は、これまで手がけてきた建物設備などの事業に加え、監視カメラや入退室管理などのセキュリティシステムの拡販を図っています。日立は今後も、シンガポールをはじめとするアジア諸国に向けて、ICT(情報通信技術)も活用したトータルなソリューションを提供し、各国の新たな街づくりに貢献していきます。

受注概要

Northpoint Cityについて

<プロジェクト概要>

  シンガポール北部の大型複合開発プロジェクトで、完成すれば同国最大規模の住居併設型ショッピングモールとなります。ショッピングモール内には庭園や図書館、保育所などの様々なコミュニティ施設が併設される予定です。また、最適に空調管理されたバスターミナルと統合し、Yishun駅に地下通路で直結することにより、商業施設と住居、包括的な輸送ネットワークをシームレスにつなぎます。シンガポール北部は、2019年に開通予定のMRT新線Thomson Lineにより、中心部へのアクセスが改善され、自然と共存した魅力的な生活圏として今後も新たな開発プロジェクトが予定されている注目のエリアです。

外観イメージ(写真提供: FRASERS CENTREPOINT LIMITED)

お問い合わせ先

Hitachi Infrastructure Systems (Asia) Pte. Ltd.
Business Development Division [担当:中村，平野]
1 Fusionopolis Place #05-10 Galaxis Singapore 138522
電話 : +65-6222-0665 (直通)

以上