このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
2015年10月5日
サウジアラビアにおける日立グループ代表として事業サポート機能を強化
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏明/以下、日立)は、サウジアラビア王国(以下、サウジアラビア)における日立グループの事業拡大を目的に、日立製作所リヤド支店(Hitachi, Ltd. Riyadh Branch)を、日立プラントサウジアラビア社(Hitachi Plant Saudi Arabia, Ltd./社長:藤原 和紀)に統合し、今般、日立サウジアラビア社(Hitachi Saudi Arabia, Ltd./以下、日立サウジ社)として営業を開始しました。
日立サウジ社は、サウジアラビアにおける日立グループ代表として、営業・マーケティング機能を強化し、インフラ分野など幅広いお客さまとの協創を通じて、同国のさらなる発展と持続可能な社会の実現に貢献するとともに、日立が注力する「社会イノベーション事業」のグローバル展開に向けた施策を加速させていきます。
日立は、現在、2015中期経営計画において社会イノベーション事業をグローバル市場で展開することに注力しており、2015年度は海外売上高比率50%を目標に掲げています。中東湾岸諸国は、豊富な天然資源を背景に、3〜5%のGDP成長率を維持しており、中でもサウジアラビアは、中東湾岸地域最大の市場であり、省エネ、水資源の確保、交通インフラ整備、通信インフラ、ヘルスケア分野への大規模な投資などが計画されています。
近年では、2015年5月に同国の海水淡水化公社Saline Water Conversion Corporationおよび水・エネルギー関連企業Abunayyan Trading Company Limitedとの間で、高効率大型海水淡水化システム「Mega-ton Water System(メガトンウォーターシステム)」の実証に向けた取り組みに関する覚書(MOU)を、東レ株式会社と共同で締結しました。また、2014年2月には、現地企業やお客さまとの連携を深め、事業を拡大することを目的に、中東・北アフリカ地域の有力メディアであるMEED社と「Hitachi Social Innovation Forum」を共同で開催し、産業やITソリューション、エネルギー、モビリティ、ヘルスケア、水処理分野における高度かつ先進の製品やシステム、技術を紹介するなど、同国で積極的な事業展開を図っています。
日立は、1966年に同国で一般産業用機器や発電機などの事業を開始し、1978年にリヤドに駐在員事務所を開設しました。現在、サウジアラビアには現地企業との合弁会社で、主に圧縮機などの産業機械のメンテナンスサービス事業を行う「Hitachi Saihati Engineering Services Co., Ltd.(日立サイハチ社)」、同じく現地企業との合弁会社で、ガス絶縁開閉装置を主体とした電力流通事業を行う「Hitachi T&D Systems Saudi Arabia, Ltd.」、その他日立グループで3社が拠点を置いています。同国内には、日立サウジ社含め日立グループで計6拠点あり、従業員数は約550名となります。
日立グループは、今後も、注力する社会イノベーション事業を拡大するとともに、サウジアラビアの発展と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
名称 | Hitachi Saudi Arabia, Ltd. |
---|---|
所在地 | サウジアラビア王国リヤド市 |
代表者 | 藤原 和紀 President & Managing Director |
事業内容 | サウジアラビアにおける日立グループの事業活動支援、営業マーケティング、 建設請負、施設メンテナンス ほか |
設立年月日 | 2015年10月4日 |
資本金 | 26百万サウジアラビアリアル(約832百万円)* |
従業員数 | 321名 |
以上